そばの実丸ごと石臼で…実は美容食「出雲そば」を食べよう!
神々の門前で、ずっと庶民に親しまれ、育まれてきた食文化。
出雲に行ったら、日本三大そばのひとつ、「出雲そば」はハズせないですよね。
「出雲そば」は、そばの実を皮ごと石臼で挽くので、そばの色が濃く、香りがとても高いことで有名です。お蕎麦に含まれる抗酸化作用の高いルチンも、たっぷり残っていて、実は女子的にうれしい美容食だったりもするのです♪
というわけで、今日はそんな「出雲そば」をご紹介。
「出雲そば」を体験するならココ!というお食事処「鶴華 波積屋(つるがはづみや)」訪問記と共にお届けしたいと思います。
スポンサーリンク
「鶴華 波積屋(つるがはづみや)」へ
出雲空港から車で3分。
観光客に嬉しい立地にあります、「鶴華 波積屋(つるがはづみや)」に来ました。
築200年の古民家を利用した建物が風情満点です。
出雲そばの特徴
割子そば
「出雲そば」の食べ方は、三段の丸い漆器にそばを盛って出す「割子(わりご)そば」がもっとも有名。
これは江戸時代に松江の趣味人たちがおそばを野外で食べるためにお弁当箱にいれて用いた名残りなんだとか。なんとも風流ですね~!
普通は、「そばちょこ」に入れたつゆの中にお蕎麦を漬けてズズッと食べるけれど、こちらは、割子の中に入っている蕎麦に、お薬味を乗せそばつゆをかけて頂きます。
なるほど!どおりで「そばちょこ」が付いていないはずですね。
そして、お味の方ですが、さすが、そばの実丸ごと挽いているというだけあって、「蕎麦」本来の味がします。
独特のシコシコとした食感も秀逸。ほんとうに美味しい!
また、波積屋さんオリジナルの、「木浦醤油」や「出雲の地伝酒」で作られたつゆも絶品でした。
釜揚げそば
「割子そば」と並んで有名なのが、出雲ならではの温かい「釜揚げそば」。
普通の温かいそばは、茹でたそばをいったん水洗いして、味のついた汁をかけるのだけど、釜揚げそばは水洗いはせず、茹でたそばをそば湯ごと器に入れて、お好みでつゆを自分でかけて頂くんですね。
ぬるぬるとしたとろみがあり、これまた愉しい美味しい食感♪
ちなみに釜揚げそばの発祥は出雲大社の門前だそう。
そして、この「釜揚げそば」は、出雲を去る神々を見送る儀式「神去出祭(からさでさい)」にちなんで、「神去出そば」また「お忌みそば」と呼ばれます。
今回ご紹介した「鶴華 波積屋」さんは、先にご紹介した通り出雲空港から車で3分。神々が出雲を去るときのように、みなさんも出雲を出発する時の最後の思い出にぜひ寄ってみてください!。ステキなお店でした。
「鶴華 波積屋(つるがはづみや)」 アクセスデータ
住所:島根県出雲市斐川町沖洲1630
アクセス:車:山陰自動車道宍道ICより約10分、出雲縁結び空港より車で3分
電話:0853-72-0770
スポンサーリンク