阪神淡路大震災から30年。佐野晶哉(Aぇ! group)さん主演朗読劇「ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~」の囲み取材会

ライター エンタメ部

佐野晶哉(Aぇ! group)

佐野晶哉Aぇ! group)さんが主演を務める、阪神淡路大震災から5年後の神戸を舞台にした音楽朗読劇「ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~」の囲み取材会が開催され、佐野さん、そして波岡一喜さん、貴城けいさんが登壇しました。

ひまわりの歌 囲み取材

会では、神戸公演の初日である2025年1⽉17⽇が阪神淡路大震災から30年という節目だったことなどに触れ、3人それぞれの想いが語られました。

公式サイト

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音楽朗読劇「ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色~」について

劇団ミュの主宰である岡本貴也によるオリジナル作品で2018年、2019年、(2022年は公演中⽌)に上演された⾳楽朗読劇「ヘブンズ・レコード」を「ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景⾊~」とタイトルを改め、脚本の⼀部を刷新したもの。

物語は2000年、夏。阪神淡路大震災から5年後の神戸を舞台に、4つのストーリーをオムニバス形式で紡ぎます。生演奏やイメージ映像を盛り込んだ、ちょっぴり切なくも前向きな音楽朗読劇です。

ひまわりの歌

ちょうど30年目が神戸の初日。キャストの想いは?~囲み取材書き起こし~

いよいよこの後すぐ、東京公演が始まります。神戸の公演はいかがでしたか?

佐野さん:「1月17日5時46分にキャスト全員で黙とうしてから、本番のスタートでした。
地元の人達の想いを受け止めながら走り抜けてきたので、ここから東京でまた13公演、想いを伝えていける…覚悟を持って挑みたいなと改めて思っています。」

佐野晶哉(Aぇ! group)

貴城さん:「私は宝塚在団中に被災しまして。劇場の前の阪急電車が横たわっていたり。
何が起きてるかわからない中で、お稽古に行かなくちゃというのが先立ちましたが、家とかも倒壊していて…ショックを受けて…帰ったのを覚えています。
エンタメが全て止まってしまって。(当時も)もうすぐ初日という状況でしたが、それどころではないなと。
だから、受け継いでいかなきゃ、伝えていかなきゃっていう想いはあったんですが、自分自身が忘れている部分もあって。
被災者やボランティアの方、その時の優しさや強さを改めて思い出して感じて。
普通は東京から関西へと行くことが多いですが、今回神戸からやらせていただいたっていうのが意味があると思います。それを胸に東京公演、やらせていただきたいと思います。」

貴城けい

波岡さん:「16歳で、高校1年生でした。
大阪もやっぱり、マンション立て直しかな、というくらい強く揺れて。タンスが倒れてテレビ飛んできたり。その日は午前中が休みで、午後から学校に行ったのは覚えてますね。
神戸に転向した中学の同級生が亡くなったという知らせを聞いたり、神戸から転向する子が居たりっていうこともあって、『遠いようで近い』という感じがしてました。
初日のお客さんの雰囲気をみて、ちゃんと伝わってるな、想いを共有出来ているな、と感じています。1月17日、東遊園地で遺族の方が黙とうしている姿を見て、これは忘れたらいけないなという想いを再認識しました。」

波岡一喜

今回、佐野さんの歌から始まりますね?

佐野さん:「どの公演も特別ですけど、1月17日、あの初日の空気感…『あの日から30年経ったんだな』って噛みしめてる方もいらっしゃるし、僕と同じような震災を経験してないけど、この舞台を通して知ろうとしてくれてるんだなっていう表情の方も。
そういう人たちを目の前にしての、神戸を元気づけるような歌だったので、やっぱり稽古とは違いました。」

佐野晶哉(Aぇ! group

波岡さん:「佐野君の歌は素晴らしいです!
みなさん、佐野君はすべて素晴らしいです!人柄、歌、笑顔、肌もつるつるだし歯もピカピカだし。」

佐野晶哉(Aぇ! group)

貴城さん:「歌声は素晴らしいです!公演重ねるごとに磨きがかかったというか。鳥肌もので。
最後に、全員でタケルを見るっていうシーンがあるんですが、涙が出そうになるくらいでした。」

佐野さんの人柄に関するエピソードはありますか?

波岡さん:「エピソード?!きましたね…。ちょっと待ってください…」

佐野さん:「もう1か月くらい一緒にいますからね!」

浪岡さん:「あります?けいさん?あります?」

貴城さん:「ありすぎて…どれを言ったらいいかな…」

佐野さん:「向いてますよ、マイクが、浪岡さんに。」

浪岡さん:「けいさん!けいさん!」

貴城さん:「舞台稽古の挨拶、素晴らしかったです。涙を…流さなかったけれど感動しました。」

浪岡さん:「神戸のゲネプロの後ですよね。素晴らしすぎて、お客さんがいないのにボロボロ泣きました。」

佐野さん:「何喋ったか全く覚えてないです…。」

貴城さん:「何、喋ったかな…。」

浪岡さん:「あと、みんなに挨拶してまわるんですよ。主演だから。その姿が息子みたいで。
…絞りだしたエピソードが弱くてすみません…。」

ひまわりの歌 ゲネプロ

今回、レコード屋さんという設定ですね?

佐野さん:「店長(浪岡さん)が営んでいる移動式の中古レコード屋さんでバイトしているのが、僕。タケル。
その店長が毎日聞いているラジオのアナウンサーが、花さん(貴城さん)。
その3人の関係性だったり、お客さんと話して震災の事をはじめて知って、タケルが成長していく物語です。」

ひまわりの歌 ゲネプロ 佐野晶哉(Aぇ! group)

浪岡さん:「22歳とは思えない!完璧な答えです!」

波岡一喜

貴城けい

やはり、稽古場のノリは関西でしょうか?

浪岡さん:「子供2人とけいさん以外は関西。バリバリ関西ですね!でも、けいさん、めっちゃ上手です!関西弁。」

ひまわりの歌 ゲネプロ

ひまわりの歌 ゲネプロ 佐野晶哉(Aぇ! group)

貴城さん:「音階、音があるので、それを神戸の方に見ていただくのがすごいプレッシャーだったんですが。」

佐野さん:「ほんとに、いいチーム…Aぇチームです!」

全員:「おおお」

浪岡さん:「このポーズやって、怒られへんかな?」

ひまわりの歌 囲み取材

最後にメッセージをお願いします

佐野さん:「僕自身、神戸に22年間暮らしてきたのに30年前の震災の事を全く知らなくて。親が30年前、どうやって過ごしてたかも知らなかったんですが、話をしたら、結婚生活が始まる前に契約しようとしたマンションが全壊したり…お父さんもお母さんも苦しい思いをしてて。
身近な人の話でもこんな知らんかったってのがすごい衝撃で…。でも絶対知らないとダメなことだから。
初日の後に見た神戸の姿が、今までとは全く違う風に見えたし。
客席には学生服のお客さんもいて、そういう人たちが、家に帰ってお母さんとかお父さんと話すきっかけになったらと。
30年前の震災に向き合ういい経験になりました。ここ東京で、あの時の事を伝えられるというのは光栄ですし、何かしらの架け橋になったらいいなと思いながら演じさせていただきたいと思います。」

浪岡さん:「イイこと言うでしょ!以下同文!」

佐野晶哉(Aぇ! group)

公演概要

作・演出、キャスト他

作・演出:岡本貴也
キャスト:佐野晶哉(Aぇ! group) 貴城けい 加藤虎ノ介 宮地真緒 納谷健 井尻晏菜 島村龍乃介 栗﨑菜緒(Wキャスト) 大北怜花(Wキャスト)/ 羽野晶紀 / 波岡一喜
ピアニスト:溝渕奏

日程・場所

<神戸公演>2025年1月17日(金)〜1月26日(日)神戸朝日ホール
<東京公演>2025年1月30日(木)〜2月8日(土)有楽町朝日ホール

公式サイト:https://himawarinouta.com/
公式X:https://x.com/2025himawariuta

主催:「ひまわりの歌~ヘブンズ・レコードからの景色〜」製作委員会
企画・製作:ABCテレビ
宣伝:キョードーメディアス

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