「最低限、空は飛びたい」鈴木亮平さん&賀来賢人さんインタビューにて夢語る。「キリン 一番搾り」新CM「夕焼け」篇公開にあたり
鈴木亮平さんと賀来賢人さんが共演する新CM「夕焼け」篇が、2024年10月3日(木)から全国放送をスタートします。
CMでは、出張帰りの列車にて夕焼けを借景に、「キリン 一番搾り」で乾杯する二人…という心温まる瞬間を描いています。
さらに、二人の自然なアドリブが垣間見えるメイキングムービーや、インタビュー映像も同時公開され、見逃せない内容となっています!
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撮影エピソード
本番前からやる気満々の鈴木さんにまさかのアクシデント!?
撮影前、監督から「出張先のプレゼンで思うような反応が得られず、ビールで乾杯して、もう一度仕切り直そうという内容」と説明を受けた鈴木さんと賀来さん。「ちょっと失敗なんですね」と演出の意図をくみ取った鈴木さんが、「よしっ!」と気合いを入れて立ち上がると、天井が低い車両の荷台に頭をぶつけてしまうハプニングが起こりました。
すかさず賀来さんが「出た!」とちゃかすと、鈴木さんがぶつけた頭を抑えながら「出た、とか言わないでよ」と苦笑い。意外におっちょこちょいな鈴木さんの一面を垣間見たスタッフの皆さんも、ちゃちゃを入れる賀来さんとのほほ笑ましい会話を楽しそうに見守っていました。
鈴木さんと賀来さんが連携して演技プランを提案
セリフの言い回しや身体の動かし方を、監督とキャストが現場で細かく話し合いながら進められた今回の撮影。
監督が二人の関係性や方向性を説明し、具体的なお芝居については鈴木さんや賀来さんの意見が反映されながら撮影が進行していきました。
賀来さんが「先輩、と呼びかけるシーンは、鈴木さんがちょっと頭に来るような言い方にした方がいいですか?」「夕日を見るシーンは、甘えん坊みたいに思い切り亮平くんに寄りかかっちゃいましょうか?」と提案すると、鈴木さんも「イライラしている顔から、夕日を見た途端に表情を大きく変えると、より落差が出そうですね」と。
経験豊富な二人が積極的にアイデアを出したことで、より自然なやり取りの撮影に成功しました。
夕焼けの美しさと「一番搾り」のおいしさに二人ともセリフをド忘れ
夕焼けを見ながら、二人で「一番搾り」を飲むシーン。
ここでは夕日の美しさに見惚れてしまったのか、それともあまりにビールがおいしすぎたのか、「セリフ忘れたけど、おいしー!」と、鈴木さんが台本と全く違う演技を始めると、それに釣られて賀来さんも「俺も忘れたー!もうぐちゃぐちゃやん(笑)」と自分たちにダメ出しするひと幕がありました。
また、飲んでいる最中、ふと目が合ってしまうシーンでは、賀来さんが「こうして見つめ合うと、ひと夏の恋って感じですね!」とちゃかすと、すかさず鈴木さんが「どんな感じだよ」とツッコミを入れるなど、仲良しコンビのアドリブは毎回、現場の笑いを誘っていました。
監督がリクエストした二人の即興芝居に誰もが視線釘付け!
ほとんどのシーンを無事に撮り終えた後、監督から「最後に“一番”というテーマで、二人の自由演技を撮影させてください」とリクエストされた鈴木さんと賀来さん。
二人とも頼もしい返事で応えると、なんともチャレンジングな即興芝居が始まりました。
鈴木さんが窓の外を見ながら「気持ちいいな」とつぶやくと、「ずっと見れますね。あっ、跳ねた!イルカがいるんですね」と賀来さん。それに対して、鈴木さんが「あれはスナメリ(背びれがない小型のイルカ)だな」と豊富な知識を披露すると、今度は賀来さんが「スワヒリ?スワヒリ語のこと??」とボケをかましました。
最後は「一番いい時間帯だな」という鈴木さんのセリフに、賀来さんが「『一番搾り』だけに」と続けてお開きに。
とても即興とは思えない素晴らしいお芝居に、スタッフの皆さんから大きな拍手が沸き起こりました。
鈴木亮平さん、賀来賢人さんインタビュー
撮影の感想を教えてください。
鈴木さん:久しぶりの共演でしたが、今までの作品と全く違う関係性だったので不思議な感じでしたね。
賀来さん:そうですね。ちょっとツンツンしていた役でご一緒していたので。
鈴木さん:ツンツンしているのも好きだけど、ツンツンしていないいろんな面を見れましたし、お互いに普段のキャラクターという感じで、ナチュラルな撮影だったかなと思います。
賀来さん:後輩って感じはしなかったです。
鈴木さん:ちょっと~ダメ出しですか(笑)。
賀来さん:いやいや、俺の問題かな。
賀来くんはデザイナーという設定だから、衣装がオシャレで、ちょっとアーティスト感を出していたじゃない。
だから、後輩だけど、少し遠慮があるみたいな不思議な感覚でした。
そういうちょっとチグハグな関係なんだけど、共感して一緒に外の夕焼けを見るというお芝居は面白かったです。
理想の上司像を教えてください。
鈴木さん:上司を持ったことある?
賀来さん:僕たちの仕事はないですよね。
鈴木さん:フリーの仕事なので、結構好き勝手やらせてもらいたい気がします。
賀来さん:そうですね。僕がやろうとしていることに、それは違うとか怒られるとちょっと嫌かもしれません。
鈴木さん:とにかくやらせてもらって、失敗した時は責任を取ってくれるとか。
失敗させて学ばせるけど、本当に失敗しちゃいけないところは、先回りしてフォローしてくれる上司というのは理想ですね。
賀来さん:すごくいいですよね。でも、現実はそんなに甘くねえぞと言われそうですけど(笑)。
お互いの俳優としての印象をお聞かせください。
鈴木さん:本当にいい俳優です。
どこがと言われると、いっぱいありますが、僕が好きなのはやり過ぎないところを知っているところですね。
削ぎ落として本質的なものだけを表現しつつ、きちんとオリジナリティを出して、ここだねというところを繊細に表現するところが、まさに「一番搾り」だなと思います。
王道なんだけど、やり過ぎず、奇をてらわないかと思えば、完全に振り切った方に行く。
モンスターですね。センスの塊です。
賀来さん:もうやめてください(笑)。
亮平くんは幹がしっかりしているという印象がありますね。
何度も取材とか番組とかで言っていますが、いい意味で役者バカというか。
突き詰めても、まだ満足できなくて、その先を行こうとする研究意欲と実践欲、貪欲さみたいなものが、自分の測れないところにあるんですよ。
その姿を見ていると、「ハーッ…」と圧倒されるところが一番かな。
亮平くんとお仕事する人は、みんなそういう気分になると思います。
鈴木さん:恥ずかしいですね。
恥ずかしいけれども、我々は何回か共演して、お互いのことを話す機会があったので、割と褒め合うことにも慣れています(笑)。
ちなみに、今後お二人が共演されるとしたら、どんなポジションや役柄をしてみたいですか?
鈴木さん:敵がいいですね。
正義の主人公と、それに敵対する悪なのか、という関係が面白いかなと思います。
賀来さん:夢物語かもしれませんが、僕の理想としては、海外の現場で共演できたらすごく楽しそうです。
この機会に、お互いに聞いてみたいことがありましたら教えてください。
鈴木さん:実は待ち時間に「最近、何か探しているアイテム、ハマっているアイテムは?」と聞いちゃったんですよ。
そうしたら、すごいものを探していて、特定の時代の、特定のメガネだそうです。
そんなことを言う人に今まで会ったことがありません。
賀来さん:車や時計と一緒ですよ。
メガネのアンティークバージョンです。
例えば、当時のカタログや資料は残っていないんですけど、その時代に、この人がつけていたメガネとか、そういうピンポイントの情報はあるんですよ。
鈴木さん:探すのが大変そうですね。
賀来さん:探しづらいです。
僕が聞いてみたいのは、亮平くんのプライベートな部分ですね。
いろいろお話しているつもりなんだけど、いまだに全然見えてこないので、亮平くんに黙って、後ろから1日つけたいです。
鈴木さん:地味だよ。(笑)
賀来さん:亮平くんが地味だと思っていても、たぶんめちゃめちゃ面白いと思います。
生活スタイルとか、朝どこから始まって、昼に何を食べて、夜どういう趣味の時間を過ごして、勉強とかして寝たりするのか見てみたいです。
予想としては、意外と一人で叫んだりしているのではないかなと(笑)。
その日、いろいろあったことを枕に「あーっ!」とか、やっていそうです。
鈴木さん:枕に「あーっ!」はやったことがあります(笑)。
賀来さん:いろんな可能性があるので、想像のしがいがありますね。
「新・一番搾り」にちなんで、今、この瞬間、「新・鈴木亮平」「新・賀来賢人」として生まれ変わるとしたら、何をしていきたいでしょうか?
鈴木さん:最低限、空は飛びたいかな。
賀来さん:そっちですか?そういう話ですか?
鈴木さん:生まれ変わるんでしょ?手に入れられるんでしょ?
飛ぶ時、腕を上げると肩に来るから、下の方が楽でしょ。とにかく飛びたい。
賀来さん:長く生きたいです。
鈴木さん:生まれ変わるとかの問題じゃなくて、まだ死んでいないじゃない(笑)。
賀来さん:70歳、80歳、90歳という寿命の基本設定が短いというか。
はかなさもあるんですけど、初期設定が甘い気がしていて、170~180歳ぐらいまで長生きできれば、もっと人間は伸びると思います。
鈴木さん:178歳まで生きて、かつ空を飛べたらいいんじゃない?
賀来さん:それ、最高!ただ、24歳ぐらいの時はまだ飛べませんよ。
鈴木さん:あ、そうなの(笑)。
賀来さん:成熟して、ちゃんと責任感を持てると飛べるようになる。ライセンスみたいな感じですかね。
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