東京2020オリンピック 卓球銅メダル丹羽選手に聞く「モチベーションの維持」「プロになろうと思ったのは?」
17日間の大会期間を経て8月8日に閉会式を迎えた、東京2020オリンピック。
コロナ禍のおうち時間で、夢中で応援した方も多かったのではないでしょうか。
中でも卓球男子団体は、16年リオデジャネイロ五輪に続く2大会連続のメダル、そして水谷 隼選手が試合後の会見にて現役引退について言及するなど、特に注目を集めました。
今回は、そんな水谷選手、そして張本 智和選手とともに戦い、見事銅メダルに輝いた丹羽 孝希選手(スヴェンソンホールディングス所属)へのインタビューをご紹介します。
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卓球、そしてオリンピックへの想い
Q:コロナ禍において大会中止や延期も相次ぎました。モチベーションの維持はどのようにされていたんですか?
丹羽選手:「やっぱりつらい思いもありましたし、モチベーションを維持することが難しかったです。
でも昨年の11月からTリーグが始まったことは大きくて、試合をすることによって徐々にモチベーションが上がっていきました。リーグで15試合ぐらいプレーできたことによって試合感も問題ないなと感じています。
それに、コロナ禍で過ごして約1年。今は、これが当たり前というか自然になりましたね。」
Q:これまでに何度も国内外の大会で表彰台に立っていますが、どんな姿をプレー面で皆さんに見せたいですか?
丹羽選手:「よく聞かれる質問ですが、答えるのが難しくて…いつも困るんです(苦笑)。
うーん、でもカウンタープレーは得意かな。僕は体が小さいので前に出てプレーをするんです。それは男子では珍しいので、そういうプレーに注目していただけたらって思います。」
Q:卓球はすごいスピード感がありますが、その中で考えながら前に出ていくんですか?
丹羽選手:「ラリーが始まるまではすごく考えるんですけど、ラリーが始まると反射神経や今まで練習してきた積み重ねで勝手に体が動いちゃうんですよ。なので、考えながらというよりもパンパンパンパンって反応していく感じに近いかなと思います。そこで相手との駆け引きなどが出てくるんですよね。ここに打ったら、ここに返って来るだろうというイメージが浮かぶときもあって、それは面白さの一つだと感じています。
そのイメージどおりになるときは、勝っていますね。
ただ、強豪選手になると、さらにその上をいく“読み”をしてくるんですよ。
僕が思う卓球の魅力は、そういう読み合いの部分。相手との距離がすごく近いスポーツなので、心理戦とか、頭をかなり使います。でも、そうした読み合いが僕はすごく好きですね。」
Q:その卓球でプロになろうと思ったのはいつ頃でしたか?
丹羽選手:「父の影響で卓球をはじめて、小6のときに全国大会で優勝することができたんです。
それが一つ大きな出来事で、中学は強豪の青森山田中学高等学校に進みました。
卓球で進学したこともあって「がんばっていこう」と思いましたし、大学に入るころはプロになることを決めていました。
日本代表のトップの選手はみんなプロになっていましたし、自然とそういうふうになるんだろうなと思っていたんですよ。」
ヘアケア、髪型へのこだわり
また、ヘアケア事業も行っている所属のスヴェンソンにちなみ、ヘアケアに関する質問も。
Q:スヴェンソンはヘアケアの事業をしていますが、丹羽選手のヘアケアなどについても聞かせてください。髪型にこだわりはありますか?
丹羽選手:「こだわりは『あえて髪のセットをしないこと』です。
試合や練習では汗をかくのでタオルでゴシゴシ拭きますし、ユニフォームも着替えることが多い。そのときにワックスなどで整えた髪型が崩れたままのほうが僕は嫌なんです。
でも、試合の前とかに髪型をセットしている選手は多いですけどね。みんなちゃんとセットしていて、崩れないのはすごいなと思います(笑)。」
Q:セットをしないとなると、ヘアメンテナンスのサイクルも早いですか?
丹羽選手:「だいたい月に1回くらいですね。
海外遠征や国際大会がだいたい月に1回くらいあるので、その出発の前に切りに行くような感じです。」
Q:海外では水質なども違うので、髪が傷むといったような困ることがあると聞きます
丹羽選手:「それはありますよ。硬い水の場合や海外のシャンプーを使うと、髪の毛がパサパサになりますね。
なので僕は、普段使っているスヴェンソンの『ヘアライズTIスカルプシャンプー』を持って行っているんです。
すごく使い心地が良いですよ。実は、それまでシャンプーにこだわりもなく、コロコロ変えていたんですけど、このシャンプーを使い始めてすぐに髪の毛がサラサラになったので、それからずっと愛用していて、おすすめです(笑)。
それにシャンプーの良さって、使い始めてすぐが一番分かると思うんですけど、本当にサラサラになって、すごく良いなと思いました。しかもこれはリンスなしでもサラサラする。僕は髪質が細い方なので、シャンプーだけでハリやコシが出るような感覚を得られたのも、愛用するポイントになりましたね。」
Q:ヘアケアについて気をつけていることは他にありますか?
丹羽選手:「これはケアや悩みとは少し違いますが、頭頂部の髪の毛が寝癖みたいに立ってしまうんです。
寝癖と間違われることも多いので、それが気になります。でも、そのまま試合に出ているんですけどね。
やっぱり大きな大会やメディアに出させてもらう機会が増えていることもありますし、スヴェンソンに所属していることもあって、清潔感を保とうというのは意識しているんですよね。」
Q:最後に、読者の皆さんや卓球ファン、丹羽選手を応援する多くの皆さんにメッセージを
丹羽選手:「いつも卓球を見て、応援してくれてありがとうございます。卓球界の注目度も上げられるようにしていきたいなと思っています。これからも、引き続き応援をよろしくお願いします!」
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