クリスタルケイ「森崎ウィンさんは子犬みたい…」ミュージカルピピン囲み取材＆ゲネプロレポ

森崎ウィンさん主演 ブロードウェイミュージカル「ピピン」。

初日を翌日に控えた2022年8月29日、関係者に向けたゲネプロと囲み取材が行われました。

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「ピピン」ゲネプロ写真

ゲネプロには、森崎ウィンさん、クリスタルケイさん他、今井清隆さん、霧矢大夢さん、愛加あゆさん、岡田亮輔さん、前田美波里さん、生出真太郎さんが出演。

冒頭、Crystal Kayさん演じるリーディングプレイヤーが、幕後ろのセンターから登場！

登場人物が集まり、空中ブランドのシーンへ。

そしていよいよ森崎ウィンさん演じるピピンが登場し、自らの居場所を問う内容のソロナンバーを披露します。

1幕注目のシーンは、前田美波里さん演じるバーサ（中尾ミエさんとのWキャスト）のブランコ＆宙づりシーンです。

2幕はぜひご自身の目で確かめてください！

囲み取材

Q：いよいよ開幕。今のお気持ちを聞かせてください

Crystal Kayさん：「コロナ禍で暗い世の中を、マジックを振りまいて、この時間だけでも皆さんを夢の世界につれていく！すごく楽しみにしてます。」

森崎さん：「とてもワクワクしている気持ちと、もちろん緊張もあります。
3年前（城田優さん主演時）、客席から見ていた舞台に立てるっていう事に幸せを感じています。」

Q：ピピンを演じるにあたって心がけていること、注目点は？

森崎さん：「サーカス団やマジックなどを含めた視覚的なサプライズだけでなく、作品の奥底に眠っているメッセージを2時間半でどこまで伝えられるのか、それを芯として稽古を続けてきました。

僕自身も迷いがありながら生きているところがピピンと重なってきて、役なのかウィンなのかといった場面がいろんなところで生まれています。未来に向けて自分がどう動いていきたいのか、自分自身を見つめる機会にもなりました。」

Crystal Kayさん：「森崎さんは、パピー（子犬）みたいで（笑）…。今にも私が喰いそうなじゃないですか（笑）
ピピンの年齢も19歳くらい…少年が青年～大人になっていくところ、そのまんまだと思います。この世界に迷い込んでしまって…それを私がいざなうんですが、されるがままにっていう感じなので。」

森崎さん：「客席から見てた時はケイさんが怖くて…。稽古場でお会いしたときに『あ、この人、人間なんだ。』って思いました。
人間味あふれるところをたくさん見て、だいぶ恐怖心がとれましたね。」

Crystal Kayさん：「よかった（笑）」

Q：サーカス団として、リーディングプレイヤーとして見どころは？

Crystal Kayさん：「見どころは全部です！オープニングナンバーからビックリします！その瞬間にみんなをこの世界に引きずり込む。

曲が素晴らしいし、衣装や舞台転換、ストーリーの展開。全部が詰まっているので…。

そして、クライマックスがほんとにすごいです！
見てる皆さんにどういう想いで見たのか？ひとりひとりに聞いてみたい。老若（ろうにゃく）…？」

森崎さん：「男女（なんにょ）。ぼくらコンビみたい（笑）」

Crystal Kayさん：「（笑）老若男女。見てる人みんなが、自分の人生、どっかに照らし合わせることができる瞬間がいっぱいある。すごいマジカルだと思います。」

Q：ファンに向けてメッセージを。

Crystal Kayさん：「難しいな～…メッセージ…。」

森崎さん：「じゃあ、僕先行こうか？メッセージ…は…とにかく、ブロードウェイで1970年代に生まれた作品を、このタイミングで上演できることに、ピピン日本一座、その喜びをかみしめています。………9月って夏…？」

Crystal Kayさん：「夏の終わり！」

森崎さん：「夏の終わりだ！今年の夏の終わりは、ミュージカルピピンで、あなたの夏を終えてみてはいかがでしょうか。イェイ！！！！」

Crystal Kayさん：「笑いもあり、人によっては涙もあり。勇気ももらえるけど意外とダークだったり、いろんな意味で最高のエンターテインメントだと思うので、みなさんぜひ、ご覧になってストレス発散してください。待ってます！」

about「ピピン」

1972年にボブ・フォッシーの演出で誕生した「ピピン」は、紀元8世紀後半のローマ帝国を舞台に若き王子ピピンが「特別な何か」を探し求めて旅に出る物語。

その後、長い年月を経て、2013年にはシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手を加えた息をのむほどのエキサイティングな新演出でブロードウェイに帰還。
同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した傑作ミュージカルです。

日本では 2019年に城田優さんを主演に迎え、日本版初演を上演されました。

ピピン：森崎ウィン
リーディングプレイヤー：Crystal Kay（クリスタル ケイ）
チャールズ：今井清隆
ファストラーダ：霧矢大夢
キャサリン：愛加あゆ
ルイス：岡田亮輔
バーサ（Wキャスト）：中尾ミエ
バーサ（Wキャスト）：前田美波里
テオ（Wキャスト）：高畑遼大
テオ（Wキャスト）：生出真太郎