「皆さんカッコよすぎて…」山本耕史さん、ウエンツ瑛士さん登壇!ミュージカル「太平洋序曲」プレス会見
2023年3月8日~29日東京・日生劇場、4月8日~16日大阪・梅田芸 術劇場メインホールにて上演されるミュージカル「太平洋序曲」。
その上演に先駆け、本日12月6日、プレス会見が開催されました。
「決起集会」と名付けられた同会見では、ペリー来航に縁のある第一ホテル東京シーフォートの海を臨む会場にて、この日が初集結となる“太平洋序曲の6人…山本耕史・松下優也(Wキャスト)/海宝直人・廣瀬友祐(Wキャスト)/ウエンツ瑛士・立石俊樹(Wキャスト)”が登壇しました。
MCの笠井 信輔さんから「大変男臭い舞台となります」と呼びこまれた6人。
6人初顔合わせであることを改めて振られた山本さんは、
「皆さんかっこよすぎて…世代が上なので、キラキラの中に混ざっちゃっていいのかな…と思っています。」
と第一声。またウエンツ瑛士さんも、
「僕も、若い側にいる顔をしてますけど、年齢は上…徐々に仲良くなりたいと…。
今、袖に待機している時(盛り上がって)おっきい声だして怒られたんですが(笑)」
とトークを受け、公演への意気込みや互いの印象、親睦を深めるお題トークなど盛りだくさんの会見の口火を切りました。
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自身の役柄について、公演への意気込み
まずは、それぞれの役についてと意気込みから。
山本さん:「役名が狂言回し…という設定が面白いなと思って。
それを逆手にとって、皆さんを面白く裏切るという事がありそうなんですよね。チャレンジできる役なのかなと思います。
これだけの大作は久しぶりなので初心に帰ったつもりで頑張りたいです。」
松下さん:「(役柄については)正直なところ『未知』です。
ストーリーの大半を舞台ですごす…セリフ量がとてつもなく多いのでそこは頑張りたいと思います。
Wキャストなんですが、組も固定じゃなくいろんな方とお芝居できるのでそれを楽しみたいと思います。」
海宝さん:「(香山弥左衛門は)位の高くない侍なんですが、そのせいで将軍から、海外から来た黒船を追い出せと無茶な大役を押し付けられます。
いろんな頓智や知恵を使って出世していく…という役です。
海外のクリエーターチームと日本人のキャストで作ること、日本で上演することに意義がある作品だと思っています。」
廣瀬さん:「濃い登場人物の中で、至って普通の男。お客様が一番感情移入できるんじゃないかと思います。」
ウエンツさん:「(ジョン万次郎は)漂流してアメリカで長い間すごし帰国し、囚人(鎖国破りの罪)という立ち位置から、生きながらえるためにやらないといけないこと、日本のために必要なこと…いろんな思いが実際にあった人だと思います。
本音だけでは生きていけない、いろんな感情を持っている上で、香山との関係性が後半にむけてどうなっていくのか。そこを務められるよう頑張っていきたいと思います。」
立石さん:「すごく生命力にあふれていて、自分も影響を受けている偉大な人物。普通じゃ考えられない数奇な運命をたどった役なので楽しみです。
日英合作、刺激的な毎日!体当たりで頑張っていきたいと思います!」
ミュージカルの魅力、演者として一番好きな瞬間を教えて下さい。
山本さん:「お客さんが何かを感じている瞬間を、さらに僕らが感じるとき。やっていてよかったなと思います。」
松下さん:「伝わったと感じる時はホッとします。頑張っててよかったなと思う瞬間です。」
海宝さん「ダンス、音楽、オーケストラ、歌もそう。キャラクターたちの心情をダイレクトに感じられるというのは大きな特徴だと思います。
大千秋楽を迎えてカーテンコールが終わって、その瞬間寂しさや美しさも感じながら、達成感もあり…それも一番好きな瞬間です。」
廣瀬さん:「直ちゃん(海宝さん)が言ったんですが、大千秋楽が終わってみんなで着替えて、お疲れさまでした…って三三五五散っていく瞬間が好きです。」
ウエンツさん:「セリフだけでは届かないところ、より深い心情を届けられるところ。
幕があがった瞬間、お客様がいてくれる…それで作品が完成されると思うので毎回毎回嬉しく思っています。」
立石さん:「2度とない瞬間を、いろんな表現を借りてお客さんやキャストと一緒に過ごせるのが魅力だなと思います。」
最後に
山本さん:「素晴らしい作品になることは間違いないと思います。
これだけの人数がスイッチしていくというのは…1人あたま100枚くらい買っていただいても(笑)、自分だけの太平洋序曲というのが見つけられるんじゃないかな?
それによって全然見え方が変わってくると思います。みなさん、どしどし見に来てください!」
ストーリー
時は江戸時代末期。海に浮かぶ島国ニッポン。
黒船に乗ったペリーがアメリカから来航。
鎖国政策を敷く幕府は慌て、浦賀奉行所の下級武士、香山弥左衛門(海宝直人・廣瀬友祐)と、鎖国破りの罪で捕らえられたジョン万次郎(ウエンツ瑛士・立石俊樹)を派遣し、上陸を阻止すべく交渉を始める。
一度は危機を切り抜けるものの、続いて諸外国の提督が列を成して開国を迫りくる。
目まぐるしく動く時代。
狂言回し(山本耕史・松下優也)が見つめる中、日本は開国へと否応なく舵を切るのだった。
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