「化粧は、人を笑顔にするだけではない」資生堂のプロが挑む、メイクで“自分らしさ”を取り戻す取り組み

2026年8月9日、東京・文京シビックセンターにて「ジャパンキャンサーフォーラム2026」が開催され、資生堂ヘアメイクアップアーティストの神宮司芳子さんや砂川恵子さんらが登壇。
資生堂の社会活動「LAVENDER RING」の一環として、がんサバイバーに向けたメイクレッスンとポスター撮影を行うイベント「MAKEUP&PHOTOS WITH SMILES 2026」が行われました。
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長年培った「カバーメイク」の技術を活かす
「MAKEUP&PHOTOS」は、資生堂が1950年代から積み重ねてきたカバーメイクの歴史と技術、そして「ライフクオリティ ビューティーセンター」が持つアピアランスケアの知見を活かしたイベント。
当日は、肌の色ムラなど外見の変化に悩む方々に、資生堂のプロがヘアメイクアップアーティストとして一人ひとりに合わせたメイクレッスンを提供しました。
メイクが完了すると「自信になりますね」といった声が上がり、プロならではのメイク方法を知って「これなら普段の生活にも取り入れられそう」と喜ぶ参加者も見られたそう。
その後のポスター撮影会では、プロのフォトグラファーが一人ひとりの自然な魅力を引き出し、その場でメッセージ入りのポスターに仕上げていく企画も行われました。
医療用ウィッグも進化中
イベントでは、ヘアメイクだけでなく医療用ウィッグについての話題も。
素材の進化により、ファイバー製のウィッグも人毛と見分けがつかないレベルまで進んでいるといいます。毛並みや分け目も自由にカスタマイズできるようになり、「地毛では挑戦しなかった髪色にチャレンジしてみたら似合った」という新たな発見をする方もいるそうです。
AI時代にこそ求められる「人の手による美容」
また、美容戦略部部長・戸並 知大さんはAIに「人にしかできないことは何か」と尋ねたところ「共感、直感、体感」という答えが返ってきたというエピソードを紹介。肌に触れる、心に触れるという体験は、これからの時代においても資生堂が大切にしていきたい価値だと語りました。
会場では、資生堂のスタッフがサバイバー一人ひとりの表情や希望に向き合いながらメイクを施し、その後のポスター撮影へとつなげる丁寧なプロセスが実践されました。
自身の顔が明るく彩られていく過程を通じて、参加者が自然な笑顔を取り戻していく様子が印象的なセッションとなりました。
10年目を迎えた「LAVENDER RING」
「LAVENDER RING」は2017年にスタートし、2026年で10年目を迎えました。
これまでに7つの国と地域で展開し、約1,200組にメイクと写真撮影を通じて笑顔を届けてきたといいます。今回はメイクとポスター撮影に加え、参加者が未来の自分へ向けたメッセージを綴り、ステージ上で発表する新企画「Dear Future Me 〜未来の私へ〜」も実施されました。
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