松田凌さん、死刑囚役を熱演。舞台「聖なる怪物」囲み取材、ゲネプロに板尾創路さんも登壇!
2023年3月10日(金)より、新国立劇場 小劇場にて上演される、板尾創路さん松田凌さんW主演の舞台「聖なる怪物」。
その本番を前にメディアに向けた囲み取材とゲネプロが開催され、主演の板尾さん 松田さんの他、石田ひかりさん、ネクストブレイク女優として期待される莉子さん、舞台初出演となる朝加真由美さんの5名が登壇しました。
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囲み取材
初日を迎えての意気込みをお願いします
板尾さん:「吉本興業 マネージメント契約の板尾創路です。
緊張感の中で、『この後の本番はもっと良くなるぞ』を思いながら、記者さんカメラマンさんの前でやらしていただきました。」
松田さん:「キャストコーポレーション所属 松田凌です(笑)」
板尾さん:「フリーじゃなく?マネージメント契約?」
松田さん:「本契約です(笑)
各セクションのスタッフさん、演出の甲斐さんの前でゲネプロを終えまして。劇場に来て板の上でやらせていただいて改めて舞台は総合芸術だなと思いました。
1人でも多くの方に見ていただきたいと思っているので、(記者に向けて)ぜひ宣伝よろしくお願いします!
劇場でお待ちしています。」
石田さん:「テンカラット所属…私、何契約かなわたし?本契約の(笑)石田ひかりです。
まだまだ分からないことばかりで、これで良かったのかなと思いつつ、何とか走り抜けたという感じです。
すごく斬新な作品です。ワクワクしながら劇場に来ていただけたらと思います。」
朝加さん:「ケイファクトリー所属(笑)朝加真由美です。ずいぶん長く生きています。
この齢で、なんと舞台初舞台ですので、皆様に迷惑をかけないことだけを考えていましたが…ゲネプロではあがっちゃって…大変でした。
でも板尾さんがとてもやさしくって。
…この作品は、人がそれぞれ持っている優しさとか狂気とか、そういうものを幻想的だったり現実的だったり(で描いています)。
その中で私は、とても現実的な、そのへんにいるおばちゃんを演じてますので、見に来ていただける方も共感できるんじゃないかと思います。ぜひ劇場に見に来てほしいと思います。」
莉子さん:「今回初舞台という事で、ふわふわした気持ちでここに立たせていただいています。
いい緊張感をもって本番に挑めたらなと思っています。」
ヘビーで、ミステリアスな物語です。初めて台本を読んだ時の気持ちを教えて下さい。
板尾さん:「甲斐さんの書かれた脚本が小説のようで、最後まで面白くダーッと読めたっていう印象です。
ト書きから『コレ、こういう舞台美術と照明と組み合わさったらすごく面白くなるだろうな』と思ってステージに立ってみたいな、と。
僕、だいたい主演とかは断わってきた人間なんですが、今回はやってみたいと思いましたね。」
松田さん:「『面白いな』と思いました。
現実から離れているような世界観なんだけれど、すぐそばにあるような世界でもある…。」
石田さん:「ヘビーでチャレンジングな作品だと思いました。
甲斐さんが初めて舞台をされるっていう事もうかがってましたし、その時には板尾さんの名前も。『絶対面白いだろうな!』と。
具体的なト書きも結構あって『これをどうやって表現するんだろう?!』っていう興味もありました。」
莉子さん:「難しくて、1回読んだだけでは理解が出来なかったんですが、初舞台で難しいと感じる台本をいただけるのは贅沢だなと思ったので、ぜひやりたいなと思いました。
板尾さんは唯一かけあいのシーンがあるんですが、具体的なアドバイスで助けていただきました。」
朝加さん:「『やれるわけないじゃないの、わたしやってないんだから』と自問自答があったんですが、1回読んで『やりたい』と思いましてマネージャーに連絡しましたら、『え???』とビックリマークが3つくらい返ってきました(笑)
5人出てるのに、皆さん、板尾さんとしか話してないんですよ。これもまた面白いなと思いまして。
このキャリアで初舞台…このまま舞台をやらないで呑気にお酒のんでそのまま逝っちゃうのかなと思ったんですが『そういうわけにはいかないぞ』と思ってやらせていただくことに。
『楽しまなきゃ!』っていう気持ちはあるんですが、まだ時間がかかりそうです。」
稽古中の様子を教えて下さい。
板尾さん:「キャストが少ない、そして甲斐さんは映画の方なので、いつもの舞台稽古とは違う感じで。すっごい褒めてくれるんですよ(笑)
それに、石田さんがすごく差し入れを持ってきてくださって。今どこにも売っていない『ヤクルト1000』も、どこで入手するのか、持ってきてくださって。
僕、一日2000くらい飲んでました。」
朝加さん:「食べたことないものばかり!」
板尾さん:「冥途の土産みたいに言わないでください。
それに、朝加さんもおにぎりを持ってきてくださって。」
朝加さん:「板尾さんは食事会をしてくださって。すごく気を使ってくださってて…。」
板尾さん:「途中で降板されたら困るなと思ったんで…。
松田君は物静か。」
石田さん:「板尾さんもだけど、松田君はホントに真面目。甲斐さんに最後まで質問してたのは松田君だもんね?」
松田さん:「皆さんの芝居から学べることが多くって。
喫煙所で板尾さんとお話する機会もたくさんありました。」
板尾さん:「莉子さんは年齢が若いので…でも僕みたいなおっさんに気を使ってくれて、僕らの話に笑ってくれたり。
グループラインも作ってくれました。ホントにいい稽古場でした。」
最後にメッセージをお願いします。
板尾さん:「今回の舞台ってすごく暗いんですよ。エネルギー問題にも貢献…昔、歌舞伎も蝋燭でやってたと聞きましたし、そういうクラシックな舞台だと思うんです。
演劇好きの方も、今まであまりお目にかかったことがない幻想的な舞台ですので、ぜひライブで。
もちろん、観劇の経験がない方も楽しめる舞台となっていますので、家族そろっておこしください!」
松田さん:「公演後にアフタートークなどの催しもあったりします。
老若男女どんな方でも、誰も見たことがない作品だと思います!よろしくお願いします!」
ゲネプロ写真
山川神父(板尾創路)は教誨のため週に2、3回刑務所を訪れている。死刑囚に宗教的アプローチで被害者への反省を促し、執行までの精神の安定を図る。
敬虔な信者の真知子(石田ひかり)の娘・舞花(莉子)が行方不明となり、山川は真知子の相談に乗ることになる。
山川が新たに教誨を始めることになった死刑囚・町月(松田凌)はかなり奇妙でマイペースな人間だった。
山川はいつも通り奪った命について考え、反省するように説教するが、町月は「反省?僕がするわけがないでしょう。僕は神なのだから」と言うのだ。
その日、真知子が懺悔室にやってくる。行方のわからなくなった娘は『神』と言う人物に、オンラインゲームを通じて呼び出された形跡があったそうだ。しかし捜査はなかなか進展しなかった。
公演概要
■作・演出:甲斐さやか
■キャスト:板尾創路 松田凌/莉子 朝加真由美/石田ひかり
公演日程
■2023年3月10日(金)〜3月19日(日)
会場:新国立劇場 小劇場
公式サイト
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