写真家Mario Testino氏にのっとられたヴォーグジャパンの世界観~Happy 15th Anniversary for VOGUE JAPAN~
ヴォーグジャパンが15周年を迎えるにあたって、世界中のヴォーグを始め、多数のセレブリティを撮影しているフォトグラファー、Mario Tesutino氏がジャックした、”マリオ・テスティーノ特別号-日本、そしてオブセッション-”が発表され、先日東京表参道で記念パーティが行われました。
「企画・監督・そして乗っ取るというコンセプトが気に入ったよ。」by Mario氏
さかのぼることちょうど一世紀前に、ヨーロッパアールヌーボー様式に多大な影響を与えた日本独自の江戸文化さながら、100年後の1980年代ファッションアールヌーボーともいえるムーブメントを起したのは、日本の若きデザイナーたち(Yoji Yamamoto Rei Kawakubo Issey Miyake Kansai Yamamoto Takada Kensoなど ) 。
マリオ氏もおっしゃるように、彼らのこだわりやひたむきさというオブセッションが、世界で花開いたのかもしれません。
今日はそんなMario氏の世界観、そしてパーティーの様子などを、わたくし スタイリスト乃浬子がお伝えしたいと思います。
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マリオ・テスティーノ特別号-日本、そしてオブセッション-
「日本人が気に留めていない自分たちの一面で、僕がすばらしいところを取り上げた。日本社会はバラエティに富んでいて、そのすべてに触れられればもっと豊かになれるんだ。」
私自身もロンドン、ニューヨークと在住したからこそ、外から日本独自の美意識を観て、そのすばらしさに感動することが出来た気がする。そして今回Mario氏の独自の視点から観た、”日本の折衷の美学”のエクスプレッションに深く感銘を受け、ぜひその思いをみなさんとシェアしたいと思ったのです。
「僕は何をするにしても、日々愉しく過ごそうと決めているんだ。今日のパーティは退屈だという言う人がいるけれど、自分でいいパーティにすればいいじゃないか。誰かに愉しませてもらおうなんて期待なんかしない。撮影もそういうことだと思うんだ。」
特に最後にとつぜん閃いて、ゆえに最高に愉しかったという、芸者の居住まいと現代のファッションとのコーディネイト撮影は、常に新しいものを追求してきた彼にとって、古今折衷、和洋折衷と言う、これからへのメッセージだったのかもしれませんね。
”奥行きのある洗練 ”という表現がステキ!
ファッションとは、均衡とか常識と言うバランスを愉しみながら崩していく遊び心なのかもしれないな。
そしてその遊び心がそれぞれの個性と相まって、日々のライフスタイルがキラキラ耀くきっかけになりますよう♪
Happy 15th Anniversary for VOGUE JAPAN
さて、たくさんのセレブリティが表参道で行われた今回の15周年のパーティには、Mario氏の乗っ取りVogueのお祝いに駆けつけました。
その中で、本誌のなかでもMario氏が撮影をなさって、一際キラキラ輝いていたお二人を紹して終えましょう。
斉藤工(俳優)
取材陣をメロメロにした、いま抱きしめられたいNO1 もっとも旬な若き才能。
上野水香(バレリーナ)
美しい姿勢と所作に勝るドレスやトレンドファッションは無い。背中美しすぎる~!
Matio氏はファインダーを通して、私たち日本人が当たり前になり過ぎて忘れかけている日本の美意識を、思い出させてくださったのではないでしょうか?
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