温泉達人がこぞって絶賛！わざわざ出かけたい宿「湯元すぎ嶋」に泊まってみたよ

皆様こんにちは♡ ”年200泊女” ノマドライターKです。

本質を知る人が愛する宿・・・、「演出過多なお宿には、な～んか萎えちゃうのよねぇ」という大人の貴方にピッタリのお宿を見つけてまいりました。

温泉達人をして「どこまでも完璧な宿」と言わしめた、奥美濃・岐阜県関市板取にある神明温泉 湯本すぎ嶋。

という訳で今日は、そんなすぎ嶋の宿泊レポートをお届けします !!

湯元すぎ嶋　宿泊レポート

すぎ嶋を訪れたのは、しんしんと雪が降る1月のある日。
板取川沿いに車を進めると、ひっそりチョコンとした感じで佇む一軒宿を発見。

宿好き憧れの的、”日本秘湯を守る会”の提灯を横目に門をくぐります。

雪のせいであまり見えませんでしたが（笑）おそらく、お庭がよく手入れされているであろう事は、門から本館建物への導線や、宿自体のたたずまいから予想できます。

宿に入ると、黒光りした床と太い梁が印象的な内装が目に飛び込んで来ました。
実はこちら、築150年の庄屋の建物を新潟から移築したんだそうですよ。

ロビーにある囲炉裏もテンションアップ要因のひとつ♡

ただ、こういった分かりやすい演出だけでなく、照明、BGM、室内温度、調度品などは、それと気づかれないように計算されています。
”物質的な不便さを超えた快適さ”がココにはありそう！

お部屋は一番お手頃なところをお願いしましたが、十分な広さがあります。（カメムシが多くて、ちょっと怖かったけど・・・虫NGな人はご注意）
このほか、囲炉裏付きのお部屋、さらには特別室として土蔵を改装した露店風呂付きのお部屋も！
客室一覧はこちらからチェックできますのでご宿泊の時は確認を。

源泉かけ流しの温泉

チェックイン後は、さっそくお楽しみの温泉へ。雪見風呂にわくわくしながら中に入ると・・・

桧造りの、見目も香りも贅沢な大浴場に興奮。

内湯の広いスペースは加温した温泉です。
お風呂の温度も完璧、とは、温泉ライター板倉あつしさん談。

その隣の小さなスペースには加温なしの源泉かけ流しを楽しめる浴槽もあります！（温度は水風呂程度） 加温の浴槽と交互に愉しめば、血流もよくなってお肌つるポカ☆

露店風呂もあり！

客数も少ないことから、かなりゆっくりと入るコトができます。

ただ、私以外の宿泊レポートを拝見すると、「日帰り入浴も解放しているので、人が多いです」といった内容の書き込みもありました。心配な方は、今回ご紹介した大浴場だけでなく、宿泊者専用の貸し切り風呂を利用するのも◎詳細はすぎ嶋さんでご確認ください。

食事

すぎ嶋のもう1つのお楽しみは、一流ホテルで働いていたという若旦那が作るお料理。

通された食事のお部屋も、囲炉裏！またもテンションアップです！ここに母親を連れて行ってあげたらどんなに喜ぶだろうーーーっ

さっそく、アマゴの醤油漬けを囲炉裏で焼きます。頭まで美味しい！聞けばアマゴという魚は頭がおいしいものなんだって。

その他、アマゴの昆布巻き、ますの糀漬け、ます寿司など、山の宿らしい魚料理も多数。
特にこちらのます寿司は、「それだけで商売になるんじゃないの？！」というレベルの高さ。それを食事の一部として提供する・・・すばらしいのひとこと。

また、初体験だった蕎麦どうふ、ムカゴのしんじょ、板取名物の里芋とご飯のいももち・・・。スイーツまでしっかりと手を抜いていない。
飛騨牛や万願寺とうがらしを囲炉裏で焼くのも楽しいです。

朝ごはんも同じお部屋でいただいたんですが、朝は朝で、囲炉裏で朴葉味噌を作ってもらったり、お味噌汁を作ってもらったり。

「これがホントの手前味噌！」と、女将さんがおどける自家製の味噌は、何年も寝かせており、麹がなれきって、甘みと深みが出ています。

いやしかし、”囲炉裏で朴葉味噌を作る”なんて、こんな素敵な非日常体験、ある？！

ぼんやりゆるりと朝ごはんを楽しみながら、「もう1度、また大事な人たちと来よう」と心に誓ったのでした。

と言う訳でいかがでしたでしょうか♡

このお宿のために”わざわざ”出かけたくなる、湯元すぎ嶋。一流旅館に一流ホテルのテイストをもつ宿、湯元すぎ嶋。陸の孤島、秘湯すぎ嶋。

お世話になりました～。ありがとう！女将！

湯元すぎ嶋