イケメン頼光にキュン!伝統芸能・神楽にハマってみよう(後篇)
「伝統芸能・神楽にハマってみよう」後篇。
神楽…とくに、”ひろしま神楽”について詳しくご紹介した前篇に続き、今回は、編集長 近藤が「神楽を初体験しちゃったよ!!」という体験レポな、シリーズ後篇。
お話は、広島県安芸高田市にあります、とある湯治村に到着するところから始まります・・・。
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神楽門前湯治村
と言う訳で、やってまいりました、神楽門前湯治村。
こちらは、安芸高田市美土里町(合併前当時)が、「神楽で町おこしを!」という思いで作った施設です。
「非日常空間なんだけど、実は”田舎の日常”」というイメージの小さな集落を再現しているそう。
宿泊施設のほか、お食事処、温泉のみならず、カフェやパン屋さん、駄菓子屋さん、おもちゃ屋さんなどが。そしてもちろん、神楽を観覧できる施設・・・これらがギュっとまとまって存在しています。
施設外に出ずに1日すごす事も可能なので、ちょっとゆっくりしたい人や年配の方との旅行にはおすすめです。
個人的には、岩戸屋(ラドン温泉施設)の2Fにある半身浴場が最高すぎて、また行きたい気持ちバリバリよ!
神楽観覧(葛城山)
湯治村内にある施設にて、いよいよ神楽観覧!
ひろしま神楽は、前篇でもふれたとおり、他の地域のそれと比べてもストーリー性があり”見せる要素”が強いので、初体験で楽しむのに向いています。
さて、この日の演目は、能でもおなじみの”葛城山”。別名”土蜘蛛”。
BGMを演奏する楽人の団体が入場したのち、いよいよ物語が始まります。まずはイケメン頼光が登場!!!
物語のあらすじを追いながら、見どころを紹介していきますね。
さて、最初に登場した源頼光。イケメンですが、このひと、病気です。
そしてこのひとのために、侍女の胡蝶↓が薬をとりに・・・
なのですが、この胡蝶さん、土蜘蛛の精魂に食べられてしまいます。
↓こちら、胡蝶に化けた土蜘蛛の精魂。
余談ですが、土蜘蛛、超かっこいいです!
神楽はヒール役の方が衣装も派手で、そして所作も楽しいんですね。
少しですが、↓動画でご覧ください。
そして、土蜘蛛は、薬を毒薬にすり替え頼光のもとへ行きます。
が、バレてしまって反撃にあい、葛城山へ逃げ帰る土蜘蛛!このあたりから、スモークやクモの糸に見立てた紙紐などで演出が派手に。クライマックスへ向けどんどん盛り上がっていきます。
いや~それにしても。見てよ・・・この、土蜘蛛のひとの”姿”の美しさ。指先まで完璧。
さて、葛城山へ逃げ帰った土蜘蛛を、頼光の部下である四天王の坂田金時(さかたのきんとき)と卜部季武(うらべすえたけ)が追いかけます。
いよいよ最終対決。
土蜘蛛のお面も、先ほどよりも大きく、迫力のあるものに変わっています。
後でうかがったのですが、中に入っている人も、さきほどまでとは違う人(長身、マッチョ)に変わってるんだそう。
重いものだと20キロになるという神楽の衣装を着て、くるくると戦い舞う姿は圧巻。
普段から鍛えていないと演じられないという話にも納得です。
最後はもちろん、土蜘蛛が退治されめでたしめでたし。
*写真は、演目終了後、衣装を着せてもらったりして、ご満悦の編集長 近藤
ふー・・・と言う訳で!!前後半に分けてご紹介しました、ひろしま神楽。
いかがだったでしょうか?
一度、生で見てみたい!と思った方、ぜひ、広島安芸高田市へ。
今回の旅は、こちらのツアーを利用しました!
ひろしま安芸高田神楽鑑賞ツアー 神楽門前湯治村宿泊 1泊2日(延泊可能)
神楽門前湯治村という、レトロな街並みを再現した宿泊施設にとまり、神楽鑑賞から、美味しい郷土料理を堪能するツアー。
成田発の春秋航空を利用した、格安!!なツアーになってます。
一緒に参加したみなさんのレポート
ひろしま安芸高田神楽、3つの魅力。|yocco
地元愛が支えるクールジャパンエンタメ「ひろしま神楽」の世界 |しゅうまいの256倍ブログ
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