【特集:おひとりさまオペラ(2/7)】ドレスコードは?幕間の過ごし方は?
「これさえ読めば、おひとりさまでオペラを楽しむことができるようになる!」
特集:おひとりさまオペラ。
連載第1回のプロローグに続き、今回は「ドレスコードってあるの?」「休憩時間の過ごし方は?」など ”スムーズに、そしてスマートにオペラを鑑賞する方法” についてお伝えします。
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ドレスコードはある?
ヨーロッパの伝統的なオペラハウスの場合は、座席のタイプによって「ジーンズがNG」などのドレスコードがあるところもあるけれど、アメリカや日本のオペラハウスは基本的にドレスコードはありません。
ただ、何を着て行っても問題はないとは言え、周りも華やかな方が多いからここは調和をとるのがスマートかも。
日本では欧米のようにロングドレスはあまり見かけませんが、お着物の方は結構いらっしゃいます。男性もスーツが多いです。
オペラの醍醐味はその場の臨場感や雰囲気♪
せっかくオペラデビューをするのですから、自分らしいオシャレをして出掛けてみてはいかが♪
クローク(コートチェック)
オペラはコンダクター(指揮者)がタクトを振り上げたら、何があろうがドアを開けてくれません。遅刻には注意して会場へ。
さて、荷物をいっぱい持ってきちゃった場合の、クローク(コートチェック)はどうすればよいでしょうか。
マナー本などには「コートチェックマスト!」みたいに書いてあったりしますけど、臨機応変で大丈夫。例えば「今日はちょっと荷物が大きいしコートも分厚いし…預けてしまった方がスマートかな?」くらいな感覚でいれば間違いないでしょう。
オペラグラス
ドレスコードとは直接関係ありませんが、おまけの情報を1つ。
よりオペラを楽しむためにオススメしたいグッズにオペラグラスがあります。
表情が間近に見れてとても楽しい。
わざわざ買わなくても、劇場のロビーで有料で貸し出しをしていますのでチェックしてみてね。
さて・・・と言う訳で、いよいよ観覧。
座席探しは遠慮なくアッシャーさん(席まで案内してくれる人)に連れて行って頂きましょう。スム―ズにお席に案内してもらったら、さあ、ここからはゆっくりシートに身を委ねて・・・。
休憩時間の過ごし方
オペラには、幕間(インターミッション)と呼ばれる休憩時間があります。
*ほとんどのオペラは2幕~4幕くらいで構成されていて、幕間は2~3回。それぞれ20~30分程度です。
そして、そのインターミッションをステキに過ごすのも、オペラの楽しみのひとつ。
劇場内のホワイエと呼ばれる通路やロビーで、シャンパンなどを頂きながらピープルウォッチングしちゃいましょう♪
ちなみに新国立劇場の場合はシャンパンを片手に、外のテラスで水と光の饗宴を楽しみながら過ごすのもおすすめです。
また、もっとオペラのことを知りたいあなたは、ロビーにあるパンフレットやポスターなどで出演者さんのプロフィールやプロダクションの解説を読んで知識を深めても!
さぁ、オペラ劇場へ向かうハードルがググッと低くなりましたか?
次回は、おすすめの演目や予習について。
いよいよオペラの真髄へと迫って行きましょう!
おまけコラム:乃浬子のおひとりさまオペラ体験〜その2
ニューヨークにあるメトロポリタンオペラハウスは10月~4月のオペラシーズンに週8公演をフルでこなす、世界中で一番忙しいオペラハウスと言われています。
私がニューヨークに住んでいた時は、オペラやバレエにハマり、お手頃な席や立ち見などでよく観に行きました。
乃浬子的ドレスコードは、たとえ立ち見席でもやっぱりオシャレ目。なぜなら東洋人はカジュアルにすると、思いっきりカジュアルに見えてしまうからね~。
それにね、インターミッションの優雅な時間に、席のグレードは関係ありませんよね♪
そうそう、私がひとつ決めていたルールがあって、一幕目にすっごく感動したらシャンパン、いいな~と思ったらワイン、まぁまぁかな~だったらビール・・・。
インターミッションにグラスを片手にいろんな人たちのピープルウォッチングをするのが大好きでした。みなさんも自分流のインターミッションの楽しみ方を見つけてみてね~!
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