もっと身近に!もっと楽しく。石州和紙に触れてきました。【特集:女子旅しまね(17/21)】
2014年、細川紙(埼玉県)、本美濃紙(岐阜県)、石州半紙(島根県)がユネスコ無形文化遺産に登録されたことにより、再び注目を集めている日本の手漉き和紙文化。
その中でも、他2ブランドに先んじて2009年にすでに登録済みだった(2014年”再登録”)石州半紙を持つ、島根県浜田市の石州和紙は特に高い評価を得ています。
というワケで、女子旅しまね、今日は、そんな石州和紙の特徴や製品について、それから石州和紙会館というトコロで開催している、手漉き体験についてもご紹介したいと思います。
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和紙ってすごいんだよ
機械化せずに、手で作る和紙。
和紙は、薄くて軽いのに、とても丈夫であるコトが大きな特徴です。
例えば、8世紀の美濃の国の和紙が、今でも正倉院に残っているくらい。洋紙に比べても驚くほど強いんですね。
原料は、麻や楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)三椏(みつまた)、の他、苦参(くじん)や檀(まゆみ)などの植物たち。これに、粘り気のあるトロロアオイを配合し、和紙が作られているんです。
使う植物によって、その仕上がりが全然変わるのも面白い!
石州和紙の特徴
さて、そんな手漉き和紙の中でも、さらに丈夫だと言われているのが、今回ご紹介する石州和紙なんです。
石州和紙は通常の和紙と比較すると、材料である植物の甘皮を多く残して作られています。
甘皮を一緒に漉き込むことにより、強度が出る、という仕組み。
そのため、ちょっとだけ色のついた紙に仕上がるんだそうですよ。
ちなみに、前々回ご紹介した石見神楽で使われてるオロチや神楽面も石州和紙で出来てます♪
激しく舞い踊る神楽にも耐えられるのは、石州和紙だけ?!
石州和紙をもっと身近に!楽しく。
石州和紙のプロダクト紹介
せっかく日本に生まれたんだし、もっと和紙を身近に楽しまなきゃ損!という事で、石州和紙から、たくさんのプロダクトが用意されています。
名刺なんかどうでしょう。
和紙独特のテクスチャ、いただいた人はきっと忘れないと思う♡
また、その丈夫さを活かした↑こんなアイテムも。
布のように使うんですね。クッションカバーや、お洋服までありました。
こちらは赤ちゃん用の靴。
1歳のお祝いなどで使うそうです。一応、実際に履くことが出来るというのも売りのようですが、「履いてるところは見たことないなぁ」とは地元の方談。飾り用ですね。キュート♡
これらの商品は、石州和紙会館のショップで購入可能。
(ネットでも探せばあると思います。)
手漉き和紙体験
さらにさらに、さらに石州和紙に触れていきましょう!
先にご紹介した石州和紙会館では、手漉きを体験をすることが出来ます。
原料のヌメリや、冷たさ、一度体験すると、今まで以上に和紙に対する愛情が。もっと使いたい、もっと触れたいと思うはず。
自分の好きなデザインを加えることも出来たりして、お子様やパートナーと楽しむのもおすすめです。
小さなハガキ2枚で30分~1時間ほどの体験。料金もお手頃です。
詳細は、サイトでチェックをば。
取材協力
石州和紙 久保田
代表:久保田彰(石州半紙技術者会・石州和紙協同組合)
住所:〒699-3225 島根県浜田市三隅町古市場957-4
電話 : 0855-32-0353
URL:http://www.sekishu.jp/kubota/
・・・っというワケで今日は石州和紙のご紹介でした。
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