棚田が主役の高級旅館「界 湯布院」by「星野リゾート」2022年8月開業!隈研吾さん設計デザイン
「星野リゾート」が全国に展開する温泉旅館ブランド「界」から、「界 湯布院」の2022年8月3日開業が発表されました。
メディア向けの発表会、そして代表 星野佳路(ほしのよしはる)さんへの囲み取材に参加したライターがご紹介します。
https://www.hoshinoresorts.com/
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「界 由布院」って?
「界 由布院」は、「界」の20施設目で、九州においては、大分県の「界 阿蘇」、「界 別府」、鹿児島県の「界 霧島」に続き4施設目。
コンセプトは「棚田暦で憩う宿」です。
代表 星野さんいわく、「星野リゾートの顧客の皆様が行きたいと思っている九州の温泉地から、丁度話をもらった。」との事。
マイクロツーリズムの展開のしやすさや、施設への安心感、海外から帰国した人に選んでもらいやすかったといった理由が重なり、実は、コロナ禍において一番好調だった「界」シリーズという事もあり、特に積極的に取り組んだそうです。
施設の設計 デザインを担当した隈研吾さんが語る施設の魅力
発表会では、今回「界 湯布院」の施設設計、デザインを担当した隈 研吾さんのコメントVTR出演もありました。
~全体概要のデザインについて~
隅さん「湯布院の中でもとりわけ、ひとつの農村を思わせる湯布院の原型のような敷地を活かしたホテルにしようと思いました。
主役は棚田。
季節によって表情があって、それが人間のリズム…人間が四季をどう生きるか。日本庭園のように造りこまれたもの以上の自然の純粋な美しさを感じられる、それ以上の満足感を得られるのではないかと考えています。」
~「界」に対する想い。~
隅さん「日本旅館という、ある意味世界の宝物のようなもの。文化的価値があるので、やりがいがあります。」
特徴その1「棚田の景色」
隅さんが語る「界 湯布院」の主役である棚田は、季節ごとに違った表情を見せてくれます。
春の田植え前は、棚田に水が張られ、田植え後は若苗の瑞々しい新緑が広がります。夏になると成長した稲が風に揺れ、秋には豊かに実った金色の稲穂により、棚田一面が金色に。秋から冬にかけては朝霧に包まれ現像的な風景も。
施設は、ぐるりと棚田を囲むようにして作られていて、どこにいてもその景色を楽しむことができます。
特徴その2「ご当地部屋」
客室は、全 6タイプの客室すべてが、大分ならではの仕掛けが施された、ご当地部屋「蛍かごの間」。
螺旋状の形が特徴的な「蛍かご」から着想を得た「蛍かご照明」や、竹を使用した設えをヘッドボードやソファに取り入れています。
特徴その3「さまざまな形の温泉施設」
大浴場では、四季折々の花や紅葉で色づく雄大な由布岳を眺めながら、開放的な湯浴みがたのしめます。
内風呂には、身体を芯から温める源泉かけ流しの「あつ湯」と、ゆっくりと湯に浸かり、心身ともにリラックスできる「ぬ
る湯」の2つの浴槽。
特徴その4「山の恵みの会席料理」
夕食は、プライベート感が保てる半個室のある食事処で、ご当地の食文化を生かし、山の恵みを堪能できる会席料理を提供します。
4種の肉をくぐらせる「山のももんじ鍋」は、個性的なそれぞれの肉にあわせた4種のタレでたのしめる鍋料理です。
…とそんな「界 湯布院」。
2022年8月3日の開業をお楽しみに!
九州にはこの他、前述した「界 別府」「界 阿蘇」「界 霧島」の他、「界 湯布院」と同じ2022年に開業を予定している「界 雲仙」といった施設があります。九州をめぐる「界」のハシゴ旅も楽しそうですね!
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