食の国イタリアで権威を誇る「ガンベロロッソ」が高品質のイタリアンワイン試飲会「トレ・ビッキエーリ(Tre Bicchieri)」を開催!

ライター ライフスタイリスト乃浬子 Noriko K.

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<トレ・ビッキエーリ試飲会 in 東京>
最高のワイン試飲会場の熱気と、ココだけは押さえておきたいイタリアンワインの知識をまるごとレポートしちゃいます。

突然ですが、みなさまはワインはお好きですか?
私は美味しいお料理をさらにおいしくしてくれるワインが大好き。
ワインは愉しいお食事と切っても切れない ベストパートナーですね。

そこで今日は、先日東京ミッドタウン内のホテルリッツカールトン2Fザ・グランド・ボールルームで開催された、「トレ・ビッキエーリ(Tre Bicchieri) 東京」の試飲会の模様をライター乃浬子が、お伝えしようと思います。
ぜひお楽しみください。

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もしあなたがワイン通なら、「トレ・ビッキエーリ」という言葉をご存知ではないでしょうか?
告白すると、私はお食事に合えばどんなワインでもOK~という、かなりインデリケートなタイプの「ワイン好き」なので、決して「ワイン通」とは呼べません。そこで今回はイタリアのワイン文化に触れてちょっとお勉強してこようっと、そんなスイッチをオンにして取材に臨みました。

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「トレ・ビッキエーリ」とは?

トレが3、ビッキエーレ(グラス)の複数系がビッキエーリっということで、3つのグラスという意味。最高の評価を与えられたワインにつけられる称号のこと。

イタリアで最高に権威のあるグルメ・旅行ガイドブック「ガンベロロッソ」(Gambero Rosso) が、毎年秋に発行している「ヴィーニ・ディタリア(Vini d’Italia)」(イタリアのワイン)。この世界的に著名なイタリアンワインのガイドブックで、最高賞の「トレ・ビッキエーリ(グラス3つ)」を受賞したワイナリーの厳選された最高品質のイタリアンワインをご紹介するのがこの試飲会の趣旨なのです。

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ウン・ビッキエーレ(1グラス)、ドゥエ・ビッキーリ(2グラス)トレ・ビッキエーリ(3グラス)っと、3つのワイングラスがポイントになって評価が決まるところから、その最高栄誉である、3グラス「トレ・ビッキエーリ」と呼ばれています。

この栄えあるトレビッキエーリに選ばれると、今までほとんど知られていなかったワインでも、一気に世界的に名を馳せるようになるそう。それだけ影響力と権威のあるワインガイドなのですね。

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プロセッコとは?

<プロセッコ テイスティングセミナー>に参加してみた
『ヴィーニ・ディタリア(イタリアワインガイド)』のシニアエディターのマルコ・サベリコ氏と、ガンベロロッソのインターナショナル・エディター、ロレンツォ・ルジェッリ氏、そしてイタリア人よりイタリア通!同ガイドの日本語翻訳を手がけられた通訳兼コメンテーター宮嶋勲氏の軽妙な掛け合いで、プロセッコの歴史や特徴、気候風土、味わいなどについて教えて頂きました。

イタリアの北東部に位置するヴェネト州とフリウリ州の間の肥沃な土地で生産されるプロセッコDOCは、年間5億本の生産を誇る世界中で愛されるスパークリングワインの一つ。 お値段も手軽で気軽に楽しめるので、今やシャンパンのシェアを上回って、世界中の人々に飲まれるようになって、今やアメリカでもトレンドなワインにランクインしているのだとか。
バランスの取れたほのかな甘味や酸味があり、フルーティーな香りが特徴的で、気取らず気負わず、デイリーに楽しめるのが魅力です。
色々なお料理とステキにマリアージュしてくれるので、食べ物のジャンルやオケージョンを超えて私たちのライフスタイルにぴったりマッチしそうですね。
例えばブランチと一緒に、アフタヌーンティーに合わせて、もちろんディナーにもピッタリだし、ナイトキャップの一杯としても、大活躍しそう。

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っと言うことで、5種類のプロセッコを試飲しました。

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La Jara Organic Wines

ワインに適した、小石の土壌に育まれた、豊かな味わいのワイン。ほのかな柑橘系の香りがフレッシュです。きっとてんぷらやお刺身などの和食にも抜群の相性なのでは?

Antonio Facchin & Figli

フルーティさが際立っていてとてもフレッシュ。第一印象が鮮やかだけれど、決してしつこくないので、私的には、味と香りのバランスが、いちばん好きでした。ぜひ、カルパッチョやリゾットなどに合わせてみたい。

Maschio

フルーティとフラワーフレグランスのバランスが良いので、これから頂くお食事へのプレリュードとして アペリティフにもピッタリですね。素直な味なので、初心者にもピッタリなんだそう。

La Marca Vine e Spumanti sca

フルーティよりむしろ、バラやすみれ、藤の花など色々なお花を連想させるフローラルな香りで、とてもエレガントで大人っぽい。きっとフレンチなどにも合わせやすいのではないかしら。

Ca’ di Rajo

今までの4種に比べて、発泡性がやや強いかも。そして香りが鼻に抜けるとき、ジュニパーの香りがする!? 森林浴のリラックス効果も期待できそうですね。
エスニック料理に併せてみたい。

それぞれの生産者さんたちが一堂に会して、みんなカッコいいー♡

どのワインも、フルーティだったりフローラルな香りがして、辛口できりっとした味わいです。そしてほのかなスパークリング(発泡性)の口当たりのバランスが絶妙で、とっても美味しかったー。
プロセッコが成功しているのは、きっといろいろな要素のバランスが整っていて、故に食べ物とのバランスも抜群だからなんですね。

最後に「プロセッコは、わかりやすい美味しさなので、理屈をこねるより、ただ美味しいねーっと味わってほしい。」っと、マルコ・サベリコ氏からのメッセージ。ちょっとハードルが低くなりました(笑)
うん、「ホントにこのワイン美味しいねー♡」って、それでいいんですねー。

オルトレポ(ピノ・ネロの土地)

さて、セミナー第二弾は、最近めきめきと伸びている、オルトレポについて。

Oltrepo 「The Land of Pinot Nero」オルトレポ ピノ・ネロの大地
セミナー第二弾目は、オルトレポのワインについて。
講師は先ほどと同じく『ヴィーニ・ディタリア(イタリアワインガイド)』のシニアエディターのマルコ・サベリコ氏、ガンベロロッソのインターナショナル・エディター、ロレンツォ・ルジェッリ氏、通訳兼コメンテーター宮嶋勲氏。
ワインのおかげ(?)で、さらに軽妙なトークで、オルトレポの土壌から生み出されるワインのストーリーを愉しく教えて頂きました。

オルトレポ・パヴェーゼ保護協会:オルトレポ・パヴェーゼは、イタリア北部ロンバルディ州パヴィア県南端に位置するポー川の南側の土地で生まれるワインのこと。
13,500ヘクタールの広さを誇るブドウ畑では、クロアティーナ、バルベーラ、ピノ・ネッロ、リースリング、モスカートなど、様々な品種が栽培されていますが、なんといっても代表的な品種は「ピノ・ネロ」です。フランスのピノノアールと同種の葡萄ですが、スパイシーでリッチな味わいと深い色合いで、しっかりとしたボディなので、イタリアンワインに最も適する葡萄の品種なのだそう。

っということで、セミナーでは、オルトレポ・パヴェーゼ・ピノ・ネロ・メトード・クラッシコ・スパークリングワインからロゼ、そして赤をテイスティング。その恵まれ祝福された大地オルトレポで産したTERRE D’OLTREPOの3種を飲み比べてみました。

OP Pinot Nero Bru Metodo Classico

とっても力強いボリューム感のあるワインで、スプモンテ(スパークリングワイン)なんだけど、オーソブッコなどリッチなお肉料理を合わせたい、とても深い味わいの白ワインでした。

Casteggio OP Cruase Brut Metodo Classico Rose

きれいな淡いピーチ色のロゼ。口中でお花とフルーツが同居する様な味わいなので、大人のスイーツを併せてみたい。こんなワインを知ってると女子的にちょっと嬉しくなりませんか?

Casteggio Pinot Nero Dell’OP

赤い果実の酸味を感じる、デリケートな味わい。ボディがしっかりしていて、ピノネロの可能性を最大限引き出したワインです。プロシュートとアソートチースが進みそうなワインです♪

合いそうなお料理をイメージしながらテイスティングすると愉しみ倍増ですね。
白はお魚、赤はお肉みたいな垣根を取っ払って、それぞれの魅力を感じてみると、新しいマリアージュが生まれてくるかもしれませんね。

っと言うことで、「トレ・ビッキエーリ(Tre Bicchieri)」についてのレポートは如何でしたか?
ワインの知識は知れば知るほど深いので、私は到底「ワイン通」にはなれないけれど、今回、生産者さんの想いや、ワインの香りやテイストの奥の深さを知ることで、今まで以上にワインが大好きになりました。
日本はイタリア国外で最も美味しいイタリア料理を食べることができる国の一つだと言われています。それは、旬な食材に敬意を表し、シンプルな調理法でその食材を活かす感性、そして、視覚、味覚はもとより、嗅覚、聴覚、などの五感を使って感じ取る料理という点で、イタリア料理と和食はとてもよく似ているのだと思うのです。
もっと気軽に、もっと気負わず、イタリアンワインを生活の中に取り入れてみたいもの。
ワインのあるライフスタイルは、「潤いのある美味しい生活」なのですから。

ライフスタイリスト乃浬子(Noriko K.) でした。

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