「まるでラピュタの世界…」東京湾の無人島 猿島に行こう!【特集:ミニトリップ横須賀(4/10)】
東京湾唯一の自然島 無人島 猿島をご存じでしょうか?
「まるでラピュタの世界」と評される不思議な雰囲気を持つ猿島ですが、実は横須賀にある三笠桟橋からわずか10分で到着する、身近な散策スポットでもあります。
というワケで、特集:ミニトリップ横須賀 第4回の今日は、そんな猿島をご紹介したいと思います
どこか遠くの国に来たような、エキゾチックな世界へ~。
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三笠桟橋から出発
さて、フェリー発着場である三笠桟橋にやってきました。
前回、ランチを食べたよこすかポートマーケットから、徒歩でほんの数分の場所にあります。
・・・ちなみに、隣接する三笠公園内には、戦艦三笠があります。
明治38(1905)年の日本海海戦出東郷平八郎司令長官が座乗し、ロシアのバルチック艦隊を撃破した戦艦です。100年以上たっていますが、有志の方が復元・整備したおかげで、当時の姿を垣間見ることができます。
さて、猿島への船に乗船です。
夏期は、朝から夕方まで、1時間に1本。冬季はやや便数が少なくなっています。
*詳しくは無人島猿島インフォメーションでご確認を。
出航すると猿島がぐんぐん近くに迫ってきます。
こんもりした島はやっぱりラピュタ? 乗船客も青い空と海の間に浮かぶ猿島に釘付けです!
猿島 上陸・・・!
乗船時間はほんの10分足らず。
猿島に到着です。
桟橋を渡ってビーチへ、そして島中へと登っていきます。
ちなみに、猿島は江戸時代から太平洋戦争が終わるまで、軍の要塞として使われていた島。
ラピュタの廃墟に似ているというのは、時間の経過とともに植物に覆われ、雰囲気のある姿になった明治時代の要塞の遺跡なんです。
さあ、散策開始!
猿島おすすめ散策路順にご紹介していきたいと思います。全部で1時間ほどの散策コースです。
猿島管理棟がスタート地点
ビーチを見下ろす管理棟には、猿島で見つかった弾薬や砲弾などの資料展示や、課外活動時に学習施設として利用できるミーティングスペースがあります。
ここにある管理事務所横からトンネルを目指して坂道を登っていきます。
必要なら杖を借りることもできます。
旧要塞施設が並ぶ 切通し
猿島一番のスポット、切通し。
明治時代の要塞だったエリア。兵舎や弾薬庫が集まっています。
道の両側に残る苔むした壁にはぽつぽつと穴があいているところもあります。
猿島は実戦の舞台にはなることはありませんでしたが、何らかの理由で発砲された銃弾の跡が残る場所もあるそうです。
愛のトンネル
フランス風の総レンガ積みのトンネルは、通称 愛のトンネル。
ここでお祈りすると、恋愛運がアップするんですって。
トンネルを抜けると、人気撮影スポットがあります。
ココは、鬱蒼とした草木に覆われたレンガの壁とトンネルの光景がラピュタっぽくてすっごくいいムード。
最近では、漫画 進撃の巨人の世界観に似ているという事でも話題で、コスプレした人たちが撮影していることもあるそう。
ヨネノ根
縄文時代の土器が発見されている日蓮洞窟横にある、ヨネノ根は大型魚の回遊スポット。
そのあと、くるりと引き返し、再び猿島管理棟へ戻って散策終了。
うっそうとした森林、苔むした城壁や砲台跡…まるでタイムトリップしたような感覚にひたれるミニトリップでした。
猿島の詳しい情報はこちらからどうぞ♪
横須賀観光情報 猿島公園
http://cocoyoko.net/spot/sarushima.html
無人島猿島(株式会社トライアングル)
http://tryangle-web.co.jp/sarushima/fun.html
猿島 おまけコラム
みなさん、猿島の名前の由来ってご存知ですか?猿島だから、猿がいるのかな~と思っていませんか?
でも残念ながら猿はいないんです。
猿島の由来は、鎌倉時代に日蓮和尚が布教のために舟で海を渡っているときに嵐に襲われてしまいました。そのとき白い猿が現れ、和尚をこの島に導き救ったという伝説から名付けられたと言うこと。
このとき日蓮が修業したといわれる日蓮洞窟は今も島に残っています。
次はいよいよディナー。話題のフレンチのお店を訪ねました(次の記事)
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