日本一高い 天空の駅 「宇都井駅」に行ってみた【特集:女子旅しまね(12/21)】

ライター ライフスタイリスト乃浬子 Noriko K.

天空の駅 宇都井駅

みなさま、「日本一、高い駅」というと、どんな場所を思い浮かべるでしょうか?

標高が高い」?「建物の高さが高い」?はたまた「値段が高い」!なんて方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)

さて、今日ご紹介する「日本一、高い駅」というのは、島根県にある三江線 宇都井駅

こちら宇都井駅は、高架橋に停車場を作った極めて珍しい駅で、ホームと待合室が、なんと地上約21mの高さにある…、ホームに上がるには116段の階段を上る必要がある…!そういう意味での「日本一、高い駅」なんです。

鉄道マニアからは「天空の駅」と呼ばれているんだとか♡

宇都井駅 階段

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JR三江線 宇都井駅へ

というワケで話題の宇都井駅にやって参りました。

天空の駅 宇都井駅

宇都井駅は、島根県の江津駅から、広島県の三次駅までを結ぶ全長108kmのローカル鉄道路線「JR三江線(さんこうせん)」の駅です。

さて…いよいよ116段の階段に挑戦開始です…!

宇都井駅 階段

各踊り場には、近隣の小中学生からのメッセージがあって、癒され励まされながら、天空へと導かれます。
しかし、この駅を毎日使っている人は健康的ですね!忘れ物が日常茶飯事の私には、この駅を毎日使うのは絶対ムリ…。

宇都井駅 階段

登りきった後には、こんな眺めがご褒美!これが日本一の駅からの眺め。なんともすがすがしいですね♡

駅名と一緒に、お神楽の演目が書いてあるのはなぜ?

海外でも大人気の伝統芸能「神楽」。島根の石見神楽は、その中でも特に人気が高いのですが、この石見神楽、三江線に沿って流れている「江の川」周辺の地に住む人々の、気質や風土に育まれて伝えられてきたモノ。

宇都井駅 神楽 塵倫

そんな背景から、実は、三江線の駅には神楽の名前が付いているんです。

ちなみに、宇都井駅のニックネームは、神が鬼を退治する代表的な演目「塵倫(じんりん)」。
お神楽と併せて三江線を楽しむのも、おしゃれな女子旅の醍醐味かもしれませんね。

三江線の旅に出発進行!

いよいよ乗車です。

宇都井駅

「三江線が廃線する?!」という話があり、それを聞きつけ、たくさんの方たちが応援に来ていたため、車内は和気あいあいとした楽しい雰囲気。

通常の三江線ではありえないにぎわいでした。

三江線からの眺め

美しい江の川に沿って走ることから、「江の川鉄道」の愛称もあるというこちらの鉄道、本当に素敵な雰囲気。

三江線 運転手さん

桜の季節、新緑のころ、紅葉の秋、雪景色と、と四季折々の美しい景色が味わえる、そして時には野生のお猿さんにも逢えるかもしれない?!

三江線

こんな素敵なローカル線、ぜひ存続してほしいと願ってやみません。

三江線 石見川本駅

三江線、宇都井駅から石見川本駅までの旅を動画にまとめました。よかったらこちらもどうぞ♡

ランチは「えごまのコロッケ」で決まり

宇都井駅から石見川本駅への旅を楽しんだ後は…

下車駅の近くにある、道の駅「かわもと」で休憩&ランチがオススメです。
世界遺産石見銀山のお膝元にある、こちら道の駅「かわもと」は、えごまドレッシングや、えごまのタレなど、身体に優しい地元産のえごま製品がたくさん。

えごめ焼肉だれ

ランチには、えごまの実と葉っぱをふんだんに使用した「かわもとコロッケ定食」をいただきました。

かわもとコロッケ定食

周りがカリッと、中がふわっと、えごまの香り漂うユニークなコロッケの食感。みなさまもぜひ味わってみて。

石見 えごまぷりんのりんぐけーき

…と言う訳で、三江線の旅はいかがでしたでしょうか?

あわただしく暮らす日常を離れて、深呼吸してみる。すがすがしい石見の空気をめいっぱい味わってきました。
今度は春に桜の中を走る三江線もいいな、夏に青い水面を走る三江線もぜひ体感してみたい。きっとあなたのココロもゆるゆると癒される旅になるはずです。

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