やっとわかった!中国地方の屋根が赤い理由「島根県浜田市 石州瓦」【特集:女子旅しまね(16/21)】
「今回の島根旅で、なぜこんなに心が癒されたんだろう?」
「もしかしてそれは赤褐色の屋根で統一された美しい街並みのおかげ…?」
…ということで、みなさんこんにちは!ライフスタイリストNorikoです。引き続き島根旅を楽しんでいます。
さて、冒頭で書いた通り、山陰地方を旅していると、赤い屋根の街並みをよく見かけます。
島根に限らず、岡山や広島でもその風景を楽しんだことがある方もいらっしゃるんじゃないかしら。
実はこれは、石見地方の特産品「石州瓦」という赤褐色の瓦がその原因。
今日はそんな石州瓦について知るため、創業200年を誇る老舗「亀谷窯業」を訪ねました。
亀谷典生社長、よろしくお願いします~。
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100年瓦!?石州瓦のココがすごい
究極の屋根材として磨き上げられた石州瓦…他に例を見ない高温で焼かれているため、とにかく強い!
その焼成温度は1200℃とも、1300℃ともいわれています。
例えば真夏の強い日差しだけでなく、豪雪、風雨にも耐え、例えば日本海の塩害にさらされても色あせることもなく、それでいて夏は涼しく冬はあったかく…。
まさに、縁の下のチカラもち?!いや、屋根だから、縁の上の力持ちっ、ってトコロでしょうか(笑)
石州瓦が赤い理由
赤い理由は、鉄を多く含む、出雲地方産出の「来待石」を使っているから。
その姿は、中世ヨーロッパの景観にも似ています。粘土という自然の素材を使って、先人たちが試行錯誤し作りだした芸術品ともいえるかもしれません。
ライフスタイルにも。雑貨としての石州瓦
実用的にも工芸的にも優れた素材だからこそ、瓦だけにとどまらず、器や箸置きなど、ライフスタイル小物から、アート作品まで活かしたい!
亀谷窯業では、社長のクリエイティブな発想と斬新な野望から生まれる様々なプロダクトがありました。
日本の素晴らしい職人さんたちの伝統工芸を、世界へとステージアップし、次世代へと受けついでいく素晴らしいお仕事だと思います。
http://user.iwamicatv.jp/honkimachi
ちなみにこちらでは月に1回、工場内で陶芸教室が開かれているそうです。
ご興味がある方は、亀谷窯業さんのブログでチェックしてみて下さい。
亀谷窯業と一緒に訪れたい!「めし処 ぐっさん」
亀谷窯業のほど近くにある「めし処 ぐっさん」では、心と喉をとろけさせる「のどぐろ炙り丼」をいただくことが出来ます。
今回「水産物ならココ!」と伺って、活気があふれる浜田市公設水産物仲買市場の2Fにある「ぐっさん」を訪ねました。
写真:ちょっと恥ずかしそうに、でも凛々しくキッパリ「愛情を込めています。」と話す、ぐっさんこと山口隆さん
出てきた「のどぐろ炙り丼」は、シャイであったかい店主ぐっさんのお人柄が、そのまま味になったみたいに優しい。
ほっぺたが落ちるってこういう感じ!
ちょっと甘めの特性出汁醤油と、ワサビ、ネギ、きざみ海苔の絶妙なバランスが絶品です。
最後には、アツアツの出汁をかけていただく、鯛茶ならぬ「のどくろ茶漬けで〆る幸せ♪」がもれなく付いてきます!
住所:島根県浜田市原井町3025 浜田公設水産仲買売場 2F
電話:070-5301-3893
営業時間:日曜日~木曜日 6:00~15:00 土曜日 10:00~15:00
朝食営業、ランチ営業、日曜営業
定休日 :金曜日
ちなみに…このお店がある水産物仲買市場も楽しい。
私は、地元っ子おすすめの、唐辛子入りのさつま揚げ「赤天」を購入しました。
どんだけ辛いんだろう?っとちょっとドキドキでしたが、程よい辛さと、旨みがマッチして、ホントに美味しい。練り製品の添加物が気になる昨今、昔からの手作り感満載の素朴な赤天は貴重ですね。みなさんもぜひぜひお試しを。
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