水木しげるによる108体の妖怪パワー「鬼太郎天井画」を「圓流院」に見に行こう!【特集:女子旅とっとり(8)】
引き続き、かの名峰 大山(だいせん)エリアを旅しております、ライター今日子です。
大山寺阿弥陀堂の程近く、パワースポットとして人気なのが、大山寺のわきでら…。
どんなパワーなのかというと、それは…?
今は亡き 水木しげるさんの手による、108体の妖怪パワー!
そう、ここは、「鬼太郎天井画」が有名な、かの圓流院です。
明治の廃仏毀釈により大山寺号廃絶…その後の建物は老朽化は「もう、その役目を終えるのでは」とささやかれたほどでしたが、様々な方の支援のおかげで再建。
その再建時に提案されたのが「妖怪」との融合だった…という事なんだそうです。
というワケで、【特集:女子旅とっとり】第6回の今日は、そんな圓流院についてご紹介します。
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about 圓流院
なぜ妖怪画?
昔の院主が、絵が得意な方で、なんでも法務の合い間をぬって書画の研究を深め、絵師としても名を上げました。ならばお寺と絵画、そして霊宝大山のパワーを融合させようではないかと、妖怪漫画家・水木しげるさんへご協力を……という経緯があるそう。
水木しげるさんは、もともと米子の境港でお育ちになったご縁もありますしね。
ごろんと寝転んで、天井画鑑賞
さて、天井画は文字通り天井にあるので、圓流院では仰向けにごろんと寝ころんで拝観します。
格天井の中央には、圓流院再建に際して水木しげるさんが書き下ろした大山の守護神「からす天狗」もあります。
地元に伝わる天狗の話では、天狗は大山の自然を守る神であり、修行者を導く仏であり、そしてまた山の掟を乱すものに対しては牙をむく恐ろしい妖怪だったのだということです。
さて、みんなが寝ころぶと、館長の吉島潤承さんが、楽しい説法をしてくれました。
圓流院のなり立ちから、なぜお地蔵菩薩さんがご本尊なのか、なぜ水木しげるさんの妖怪画がありなぜパワースポットなのか…
ところでみなさん、妖怪、ってそもそも何が姿を変えたものか、ご存じですか?
死んだ人? 死んだ動物? カッパ? 悪魔??
それも、館長さんが教えてくれました。
「妖怪のもとの姿は神仏(かみほとけ)です。
水木しげるさんが描かれた妖怪には山神や木の神のように、聖霊が宿ったものがいます。
ある者にとっては恐ろしい、気持ち悪いイメージでも、人間のなまけ心や煩悩を戒めてくれる妖怪は、神様であり、仏様であると言えるでしょう。
妖怪さんはそれぞれの神通、パワーを宿しているので、妖怪パワーを降り注いでいます。
足や腰、痛いところがある人はさすってください。胸がムシャクシャする人は胸をね。起きあがったら痛いところも半減し,心さわやかに暮らせます」。
ふんわり心が温かくなりました。ありがとう、館長さん。
ありがとう、水木しげるさん!
心の休息がほしいな、と思ったらとっとり妖怪パワーを浴びに行くのもいいかも知れません!
圓流院 アクセス詳細
住所:鳥取県西伯郡大山町大山58
アクセス:米子駅から車で30分。路線バスで50分。大山るーぷバスでも。
アクセスに関する詳しい情報はコチラからチェックを。
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