アンコールワット旅行記(後編)見どころと楽しみ方【特集:女子旅アンコールワット(12/17)】

カンボジア シェムリアップを旅する【特集:女子旅アンコールワット】。
第12回目の今日は、前回に続きアンコールワット遺跡についてご紹介したいと思います。後編は、「これを知っていればアンコールワットが数倍楽しい!」という見どころ、楽しみ方について。
*「そもそもアンコールワットとは?」「アンコールワットに行く前の準備」などについて知りたい方は前編をご覧くださいね♡

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いよいよアンコールワットに入場!
予習をこなし(笑)準備を完璧に整え、いよいよ念願のアンコールワット遺跡見学、スタートです!
まずは全体像を。
アンコールワットは、中央祠堂を含む5基の尖塔を、3重の回廊、そしてお堀がグルリと囲んでいます。
入口は西塔門、参道を使い、お堀を超えて入場します。
今回ご紹介する見どころは合計6か所!順に説明していきますね。
逆さアンコールワットが撮れる!北の聖池
西塔門から入場したら、まずは北の聖池と言われる場所に行きましょう!

数々のガイドブックに掲載されている”逆さアンコールワット”は、このスポットで撮影されています。サンライズを見る場所としても有名。
↑アイフォンでパノラマ撮影してみました。
クリックすると超大きくなります、ぜひ全画面でご覧ください♡
アンコールワットのヘソ?!十字回廊
アンコールワットの中心…と言えば、誰もが5つの尖塔の真ん中・中央祠堂を思い浮かべるのですが、実は
の十字回廊がアンコールワットの中心。
↓回廊がクロスする場所には、このようなヘソがあります。

ここでは、ちょっと変わった撮影する観光客の姿がよく見かけられるそう。
みんなでヘソを囲み、ヘソの上にスマホ(自撮り設定)を置いて、足の指(笑)でシャッターボタンをタップ。

すると、↓こんな風な写真を撮るコトが出来ます。アンコールワットの中心での記念撮影。いいね。

ぜひチャレンジしてみて!
江戸時代初期の日本人の落書きを見よう!
十字回廊南側の柱には、なんと江戸時代初期(1632年)に書かれた、日本人 森本右近太夫が残した墨書きが残っています。

父の弔いのために仏像を4体収めたコトや、長く旅してきたんだよ、なんて内容が書かれています。
貴重な遺跡に落書きなんて、今やればただのイタズラですが、400年近くたっているとさすがに味わい深い(笑)当時、日本では「アンコールワット=祇園精舎」という勘違いがあったため、苦労して訪れる人も少なくなかったと言われています。
ちなみに、この落書きを含む十字回廊のあたりは、風雨に晒されていない為か、アンコールワットの中では珍しく朱色の彩色が残っています。

アンコールワットの彩色については、それを裏付ける資料が残っていない為に当時のコトはわかりません。ただ、もしもこの朱色が遺跡全体に施されていたとしたら…想像するだけでもワクワクしますね。
いよいよ最上部 第三回廊から中央祠堂へ
第二回廊からさらに13m高い場所に作られている第三回廊。

唯一解放されている東側の階段から上ります。
100人をめどに入場制限されるほど人気の場所。アンコールワットに来たのに登らない人はいないですからね・・・。(ちなみに取材班はオフシーズンに訪れたため待ち時間は数分でした。)
注意が必要なのは、月に4~5日ある仏教の日には入場できないこと、そして露出度の高い服の場合は入場を断られることがあること、など。
また、勾配がかなり急なのでヒールの高い靴なども避けた方が良さそうです。(急勾配なのは、自然と頭が下がるようにそう設計されていると言われています。)
登り切れば、シェムリアップ最高所の眺めが待っています!
というのも、ここカンボジア シェムリアップでは、現在も「アンコールワットより高い建物を建ててはいけない」という決まりがあるんです。だから、第三回廊からの眺めは、より特別!

そして、その眺めは、改めて「アンコールワットが密林の中にある」コトを思い出させてくれます。
(遠くには、気球からアンコールワットが見渡せるとして人気のアンコールバルーンの頭も見えました。)

改めて遺跡内に目を戻すと、「アンコールワットの物は特別に美しい」と言われている連子窓が多く見られました。

休憩する人。

そして、その中心には、ヒンドゥー教の宇宙の中心である須弥山を模した中央祠堂が。

ついにご対面!!
ライターK、念願のアンコールワットの、最も神聖な場所。その核心に超感動です。

よく見ると、めちゃくちゃハトがいます。巣になってるのかな?

風雨によるものなのか、宗教改変によるものなのか、彫刻が剥がれ落ちている部分も。

一番の見どころ?さまざまなレリーフが楽しい第一回廊
複数のガイドブックで「アンコールワットの一番の特徴、見どころ」だと紹介されている、第一回廊のレリーフ。
アンコール遺跡では、さまざまなレリーフが見られるんですが、その年代や建築、美術様式の特徴により、アンコールワットのそれは特別美しいと言われています。(逆に特集第9回紹介したアンコールトムなどは、優雅さに欠けると評される事も。)
北面には、クリシュナとバーナの戦い、アムリタを巡る戦い…
西面には、インドでもっとも有名な古典叙事詩マハーバーラタ、ラーマーヤナ…
東面には、神話 乳海撹拌の有名なシーン…
そして、一番面白いのが南面!
ここには、当時考えられていた天国と地獄の様子が刻まれています。

下の写真は、綱でつながれて移動させられている人々。
ちなみにツルツルしているのは、観光客が触りすぎたせいだそう。貴重な遺跡、直接手で触れないように注意!

アンコールワットのレリーフはとにかく面白いです。
↓みなさんもぜひグーグルストリートビューで体験してみて!
穴場?!裏アンコールワット
アンコールワットを存分に楽しみ、入場した逆側の東塔門から外へ。
にぎやかな西塔門とは違い、こちらはほとんど人がいません。

実は、「裏アンコールワットから入場する」という、まさに”裏技”的な楽しみ方は、一部のガイドさんのオススメだったりも。
常連さんは一度試してみて!
…というワケで、以上6ポイント、いかがでしたでしょうか。
一部、ガイドブックにも掲載されていないちょっと珍しい見どころも掲載しました♡
アンコールワット旅行をお考えの方、参考にしていただければ幸いです。ぜひ楽しんできてくださいね。
さて、遺跡見学で疲れた後は、癒しを求めてガーデンスパ「スパクメール」へ行きます!
【特集:女子旅アンコールワット】 第13回 カンボジアの一軒家スパで体験するオーダーメイド美容。代表 篠田ちひろに聞く「スパクメール」とは?
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その他情報
アンコール遺跡めぐり ランチはここに行きました
取材班が遺跡観光の日にランチを食べたレストランはココ!
Khmer Angkor Kitchen Restaurant

観光客価格ではありますが、衛生面が気になる人にはおすすめです。
1Fはエアコン完備。雰囲気を楽しみにたいならぜひ2Fへ!
おすすめ!ガイドブック2選
アンコールワット観光に、とても重宝したガイドブックを2冊、ご紹介します。
アンコール・ワット (地球の歩き方aruco)
アンコールワット (タビトモ)
arucoは、女性向け。遺跡情報の他、可愛い雑貨やラグジュアリースパ、カフェ、レストランのことも。
また、タビトモはアンコール遺跡のことがギュっとわかりやすくまとめて解説されています。

特設サイトのご紹介「女子旅ライターが行くカンボジア シェムリアップ」
カンボジア シェムリアップの関する旅情報を、特設サイト「女子旅ライターが行く!カンボジア シェムリアップ」として公開しています。
「シェムリアップについてもっと知りたい!」という方は、こちらのサイトをぜひチェックしてみてください!
さらに詳しく、各種スポットから、カンボジア旅で知っておきたい基礎知識、マナー、注意点…
そして、持って行ったら超便利だった!「カンボジア 女子旅持ち物リスト」も公開しています。
カンボジアでネットにつなぐためには?保険は?使えないクレジットカードは?VISAってどうやってとれば簡単?など、絶対に知っておいた方が良い情報満載です。
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